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「断乳」と「卒乳」(1)
1歳の誕生日前後に、「そろそろおっぱいをやめさせたい」と考えているお母さんも多いのではないでしょうか。「断乳」と「卒乳」の違いはなんでしょう。
断乳とは・・・日にちを決めて、その日からおっぱいを飲むことを止める こと。 卒乳とは・・・徐々に授乳の回数を減らしていき、自然に飲まなくなる こと。 ※最近はどちらの場合も「卒乳」ということもある。親子が納得してから「断乳」をしましょう。
お母さんが“そろそろおっぱいをやめさせたい”と思い始めたり、周りの人から“まだ飲ませているの?”という声で焦り、断乳を考えることが多いようです。 でも、おっぱいをやめる時期については人に言われて決めるものではありません。 また、「何歳までにやめるべき」という期限もありません。 お母さんと子どもが話し合って決めましょう。例えば、断乳をする2~3日前から「ママのおっぱいはおしまいにしようね。」と言い続けていくことが大切です。おっぱいを早くやめさたい理由はなんでしょう。
- 断乳をすることで自立心をそだてる。
- 執着心がでてきてやめにくくなるので、わからないうちの方がやめやすい。
おっぱいは「脳や心の栄養」になります。
ママからおいしいおっぱいをもらい、たくさんのスキンシップをして、充分に甘えさせてあげましょう。精神的な安定の栄養になるはずです。 また夜の授乳は、昼間に受けた不安を解消する〈情緒安定剤〉ともいわれています。「断乳」と「卒乳」のどっちがいいの?
最近は、子どもが納得いくまでおっぱいを飲み、自分から離れていく「卒乳」が理想といわれています。 しかし、「卒乳」は何歳までに終了になるのか期限がみえません。1歳~1歳半にうまく卒乳ができるとはかぎりません。お母さんが卒乳を頑張れば頑張るほど、子どもが執着し、親の方がイライラしてしまうことがあります。 また、職場復帰を考えているお母さん、トラブルの多いおっぱいを抱えているお母さんにとっては「断乳」をせざるを得ないこともあります。 そのような場合「断乳」は子どもにとって初めての「卒業式」と考えてはどうでしょうか。 「断乳」も「卒業式」も日にちが決まっていて、大人になる大事な「式」なのです。親子で乗り越えましょう。