子育てのヒント
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「おわり」のできる子
「終わる」のは難しい
子どもが大好きなおもちゃで遊びだすと遊びに夢中になってしまいます。「おわり」は【けじめのしつけ】として生活の中でとても大切です。
遊びが楽しさの頂点になった頃に、「食事ですよ!」や「お風呂に入りますよ!」などと声がかかると、子どもは途中で遊びを止めることができません。
親は子どもが言うことを聞かないのでつい、「早く片付けて!お風呂に入るわよ!」と大きな声を出してしまい、子どもが泣き出してしまう・・・。
でも大丈夫です。時間はかかるかもしれませんが、上手に終わりにする習慣を身につけていきましょう。
「おしまい」の習慣の身につけ方とは?
「キーワード」を使う
- 絵本を読み終わったら「おーしまい!」と声に出して親子で一緒に言い、本を閉じる。
- テレビが終わったら「おーしまい!」「おーわり!」と一緒に声に出して言う。
- 「遊んだあとはおかたづけ!おーしまい!」を毎回親子で一緒に言いながらおもちゃを片付ける。
自分でおしまいにする
子ども自身が自分で「おーしまい!」と言いながら、テレビやスマホの「OFF」のスイッチを押す。ルール・約束を作る
子どもの大好きなお気に入りの遊びが始まると、親は子どもが「遊び続けるだろう…」と予想がつくので、遊ぶ前に「約束」をしておく。- 「時計の針がここまで(3のところまで)きたら、おしまいにしましょうね。お約束!」
- 「お風呂の時間ですよー、って言ったらおしまいにしようね。お約束!」
そして大切なことは、その約束を絶対守らせること、例外は作らないこと。
「今度だけよ」「1回だけよ」などは子どもが混乱するので、例外は作らないようにする。「おわり」「おしまい」ができたら褒める
約束が守れて終了できたら「えらいね!○○ちゃんはおしまいができたね。お約束が守れたね」と必ず褒めて、気持ちよくおしまいにする経験を重ねる。
「おしまい」ができると気持ちのコントロールができ、親子関係も良くなる
「おわり」は1度だけではなかなかクリアできません。
何度も何度も繰り返して理解させていきましょう。
子どもの「気持ちのコントロール」ができるようになると、〈親子の戦い〉がなくなり、普段の親子間の関係も良くなりますよ。