子育てのヒント
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自分のことが自分でできる子
「どんな子になって欲しいですか?」という質問に、保護者のみなさんからは「自分のことは自分でできる子になって欲しい」という答えが返ってきます。
幼児ができる「自分のこと」ってなんでしょうか。
何をどんなふうにしたらよいのか、大人のサポートの仕方と一緒に紹介します。1.自分で食事をする
授乳期から離乳食が始まるくらいまでの生後1年は、飲ませてもらったり、食べさせてもらったりしています。
1歳を過ぎると段乳が完了して、汚しながらでも自分で食べようとします。
2~3歳になると、食事のマナーを守りながら、ひとりで食べられるようになります。
■ 1歳過ぎからの大人のサポート-
汚しても叱らない
汚れても良いようにエプロンや、ビニールのマットなどを敷いておきます -
なるべく自分で食べるよう促す
スプーンを口に運んであげて大人が食べさせることはできるだけ控えましょう -
だらだら食べない
時間をかけがちな子や、途中で遊び始めてしまう子は、ある程度の時間を決めておしまいにします -
大人と同じテーブルで集中して食べる
大人も子どもも一緒に食事の時間を楽しみましょう -
食べ残しをしない
なるべく食べきれる量を出すようにして、子どもが食べきる感覚を身につけられるようにします -
嫌いなものは一口で良いので食べてみる
「少し食べてみようか?」と声をかけ、嫌いでも少しは口にしてみましょう
2.自分で起きる
小学校の高学年になってもひとりで起きられない子が、3割もいるのが現状です。
幼児ののうちから自分で起きる習慣をつけておきましょう。
早寝早起きの習慣をつけ、とくに就寝時間を毎日一定に決めて、夜更かしをしないことがポイントです。
■ 1歳過ぎからの大人のサポート-
親子で寝る時間を決める
「そろそろ○時よ。寝る用意をしようね」と声をかけ、時間になったら寝る習慣をつける
寝る前に絵本を読むなど、寝るときのルーティンを決めると就寝の時間を守りやすくなります - よく眠れるために日中は外で思いっきり遊ぶ
- 夕方以降は昼寝をしない
3.自分で片づける
低年齢から「片づけること」を習慣づけましょう。
3歳でも6割くらいの子が片づけをすることができます。
幼稚園・保育園の集団生活に入る前から身につけておくことができるので、楽しいお片づけを今日からやってみましょう。
■ 1歳過ぎからの大人のサポート-
お片づけも遊びのひとつ
例えば・・・「車は車庫に入りまーす!」や「お人形さんをベッドの寝かせてあげようね」と話かけ、遊びながら片づけます -
大人も一緒にお片づけ
最初のうちは片づけ方が分からないので、大人も一緒に片づけて方法を教えてあげましょう -
使ったら『元に戻す』
子どもにその都度「おうちに帰ろうね」としまう場所に戻すよう声をかけます -
片づけやすい環境にする
ぬいぐるみはぬいぐるみの箱、ブロックはブロックの箱、というように子どもと一緒に置き場所を決めます -
しまう場所は子どもが出し入れし易いところに作る
特に子どものおもちゃや衣類、かばんなどは子どもの手の届くところに置き場所を作りましょう -
じょうずに片づけられたらほめる
「きれいになったね。ありがとう。」「一人でできたね」「丁寧に片づけられたね」と必ず声がけしましょう
4.自分で着替える
1歳前は親に着替えさせてもらっていたのが、1歳の後半になるとズボンを自分で脱ごうとするようになってきます。
2歳になるとマジックテープのものや、おおきなスナップなどは、ひとりでできるようになります。
3歳頃になるとボタンかけも徐々にできるようになってきます。
でも自分でやりたがるわりには、思うようにいかないとイライラしてかんしゃくを起こしたりもするので、大人が上手にフォローしながら、自分でできるように見守ってあげましょう。
■ 1歳過ぎからの大人のサポート-
生活の中で「着替える」習慣を
最初のうちは比較的時間のある夜寝る前に、パジャマを自分で着るところから始めてみましょう -
脱ぎ着しやすい洋服を選ぶ
ボタンの大きいもの、伸縮性のあるものなどを選びます -
時間がかかってもゆったり構える
最初は時間がかかるもの、手を出さず、じっくり見守りましょう -
子ども自身に洋服を選ばせる
時間に余裕があるときは子どもが着たいものを自分で選ぶと、自分で着たい、やりたいという気持ちがでてきます -
ひとりでできたらたくさんほめる
できるようになったことをほめられると、もっともっとやりたいという気持ちがわいてきます
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汚しても叱らない