子育てのヒント
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わが子をほめられますか?
子どものできないところに注目しすぎていませんか
幼稚園・保育園前までの保護者に「どんなお子さんですか」とたずねるとすぐにほめ言葉が返ってきます。「好き嫌いなく良く食べるんです」ところが幼稚園・保育園に行くようになると、親御さんの口からはマイナスな言葉が多くなります。
「良く笑います」「人見知りして人前で話さないんです」どうしてでしょうか?
「のんびり屋でだらだらしていて…」
3歳を過ぎると自我が芽生えるとともにできることも増え、だんだんその子の性格が見えてきます。
また幼稚園や保育園という社会の中に入り、親が他の子どもと比較できるようになるんですね。
比較すればおのずと、よその子の良いところに目が行き、わが子のできないところを並べてしまいがちです。
さらに輪をかけてその時期の子は親の言うことを聞かなくなるので、余計に「困った子」という印象が強くなってしまいますね。
でも、子どもはそれがまさに成長の過程であり「あるがまま」なのです。
なのに親の感じ方が変わってしまうことで、子どもの方が親の態度の変化に戸惑っているのです。「ほめる」ことで良い成長のサイクルを
子どもは絶対的にお父さんお母さんに「ほめて欲しい」ものです。
ほめられれば嬉しくなり、プラスのエネルギーが出てきます。
それは成長しようというエネルギーです。
ほめられることで、がんばった成果があったと確かめられ、またがんばるようになります。
親のほめ言葉は子どもの成長のきっかけでもあり、原動力なのです。効果的なほめ方は「具体的に」
では、やみくもにほめるのではなく、効果的なほめ方を実践してみましょう。- (承認)「すごいね!」「よくできたね!」
- (何が良いのかを明確に)「ご飯の前に一人でお片付けできたね!」
- (なぜ良いのかの理由)「片付いていると気持ちよくご飯食べられるし、すぐにお風呂に入れるよね」「お母さん、早くご飯が食べられて助かったよ」
また、結果ではなくプロセスを認めてあげてください。
できた事柄をほめるのではなく、できるまでがんばったこと、取り組もうと行動したことをほめてあげましょう。
このときに誰かと比べることはしないように注意しましょうね。NG:「○○ちゃんみたいにできたね」「○○ちゃんよりも早かったね」そして第三者に伝えてほめるのも効果的です。
とくに、子どもの良いところはその場にいなかったお父さん・お母さんにも伝えて、子どもの成長をみんなで共有して喜びましょう。
今日から、お子さんを一日1回以上、ほめてあげましょうね。
特に3歳過ぎたら意識的にほめポイントを探して、言葉にして伝えてあげてください。