子育てのヒント
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子どもの夏バテ
非常に暑い日本の夏
日本の夏は日差しが強く気温が高い上、ジメジメと湿度もあり、近年は子どもにとって危険な気候になってしまいました。
熱中症も気をつけなければいけませんが、ちょっとしたきっかけでも大人が気が付かないうちに体調を崩しがちです。
幼児期から危険な暑さへの対処方法や、安全な過ごし方で乗り切りたいですね。暑い屋外で遊ぶときは
子どもには外遊びもさせてあげたいですが、真夏の外遊びは細心の注意が必要です。- 真夏の日中の外遊びは控えましょう。
午前中や夕方の涼しい時間帯に帽子をかぶり、日陰を選んで遊びます。
散歩や軽い運動がいいですね。
日差しの強い日中に遊ぶなら30~40分が限度です。 - 水分補給はこまめにしましょう。
水が望ましく、少量でもよいので20分おき、1時間に3回摂るのが目安です。
汗をたくさんかくときは、スポーツドリンクの薄めたものでも良いです。 - 汗をかいたら着替えましょう。
外で遊ぶときは、あらかじめ着替えを持っていき、遊び終わったらしっかり汗を拭き、着替えます。
汗を放っておくとあせもの原因になりますし、汗をかいたまま涼しい屋内に入ると、身体が冷えて体調を崩してしまいます。
涼しい屋内にいるときは
涼しい屋内でも意外と体調を崩しやすいです。
子どもは体調の変化に気づきにくかったり、言葉にしにくいので、大人がときどき声をかけて気を配ってあげたいですね。- 室温の温度設定はなるべく高めにしましょう。
冷房で冷えた部屋にばかりいると、体温調整や発汗が上手くできなくなってしまいます。
冷房による冷えで夏バテしてしまうのは、大人も子どもも同じですね。 - 冷房の設定温度や風の向きに注意しましょう。
冷房を自動運転にして設定温度に気を付けていても、部屋の中での温度ムラはどうしても発生してしまいます。
子どもがいる場所は冷房の風が直接当たらないようにする、扇風機を併用して部屋の空気を循環させるなどして、冷えすぎないように注意しましょう。 - 温度差にも注意しましょう。
暑い外と涼しい室内の温度差により、だるさや気分の悪さを感じることがあります。
特に商業施設などは室内温度が低めに設定されているので、そういったところへ出かけるときは、羽織るものも用意しておきましょう。
熱帯夜が続く真夏の夜は
睡眠は子どもの成長にはとても大切です。
真夏の夜に寝苦しくて眠れないと、体調にも大きく影響するので、良質な睡眠が摂れる環境を整えましょう。- 夜更かしをさせないようにしましょう。
夏の間は昼間が長いので、つい遅くまで遊んでしまい、就寝時間が遅くなりがちです。
生活リズムを崩さず、できるだけ同じ時間に眠りにつき、たっぷりと睡眠時間をとりましょう。 - 寝室の冷房の設定温度は涼しいくらいでも良いです。
子どもにとっての寝室の適温は大人よりも低いそうです。
温度設定は24~26度くらいを目安にして、布団やタオルケットをしっかりと掛けると良く寝られますよ。
子どもがすぐに布団をはいでしまう場合や、寒がりな大人と一緒に寝るときは温度設定が難しいですが、ご家庭でどの温度設定が良いか、いろいろ試してみてください。
ただし、冷房の風が直接当たる場所に子どもを寝かせないよう気をつけましょう。 - 朝起きたら水分補給を忘れずに。
起床後は、朝食の前に一口でも良いので水分補給をしましょう。
起きたばかりは、子どもの身体は意外と脱水状態になっています。
うっかり水分補給せずに、朝食も水分の少ないパンなどを食べるだけで出かけて、出かけた先で熱中症になってしまった例もあります。
食事で夏バテを予防する
夏は夏が旬の食材を摂ることがもっとも理にかなっていると言われます。- 緑黄色野菜の多くは夏が旬です。
トマト、キュウリ、ピーマン、ナス、カボチャ、オクラなど、栄養価の高いものをしっかり食べさせましょう。 - ビタミンB群を含む食べ物は夏バテに効果的です。
豚肉・うなぎ・かつお・まぐろ・いわし・さば・アボガド・納豆・チーズ・牛乳・卵などは積極的にメニューに取り入れたいですね。 - アイスやジュースなど、冷たいものはほどほどに。
冷たいものの摂り過ぎは体内が冷えて夏バテの原因になってしまいます。 体を温めるスープやお味噌汁に夏野菜をたっぷり入れてもおいしいですよ。
- 真夏の日中の外遊びは控えましょう。