子育てのヒント
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歩き始めの早い遅い
『這えば立て、立てば歩めの、親心』
と昔から言われているように、親は子どもの成長を楽しみしながらも、少しでも早い成長を願っています。
歩きだすのが早い・遅いは個人差があります。
体に支障が無い限り、いずれは歩くようになるのであまり心配をしたり、無理をさせないようにしましょう。
生後2ヶ月頃までの新生児には原始反射の一つの「原始歩行」という反応が見られます。
両脇をもって立たせるように抱くと、両足を交互に出して歩くようなしぐさをします。
あかちゃんは、環境に適応し生きていくために必要な身体の動作を、生まれながらにして備えているんですね。
1歳前後になると、個人差はありますが、次のような順序で歩くことができるようになります。10~12ヶ月- つかまり立ちができる
- 伝い歩きができるようになる
つかまり立ちをするようになったら、あかちゃんがつかみそうなものが倒れてしまわないか、家の中を点検しましょう。
活動範囲が広がり、運動量が増えるので、体重の増加がゆるやかになります。
赤ちゃん体型から、幼児体型に変わっていきます。1歳~1歳6ヶ月- 一瞬だが、手を離して立っていられる
- よたよたと数歩、歩ける
- 一人歩きができる
歩き始めると、体形はますますスマートになります。
運動機能も発達し、階段の上り下りをしたり、すべり台やぶらんこなどの遊具であそべるようになります。1歳6ヶ月~2歳- 早歩き、小走りができる
- あとずさりができる
早足だった子が、走り出すようになることもありますが、運動能力に個人差が目立ってきます。
個人差があるのは当然のことですから、他の子と比べないようにしましょう。
ただし、運動能力をUPさせるためには、抱っこばかりしないようにして、十分な外遊びをさせましょう。2歳~5歳- 走れる
- 階段を上る
- 両足をそろえてとべる
- 片足でたてる
- ジャングルジムにのぼれる
- 速く走れる
手足がスマートになり、筋肉もついてきます。
この時期に、全身をつかってたくさん運動をすると、運動能力がぐんぐん発達します。
また、運動の楽しさを知るのもこの時期です。ちょっと心配 Q:A
一歳6ヶ月になるのですが、まだ歩きません。いつになったら歩けるようになるのでしょうか?つかまり立ちができるようになると、伝い歩きを始めます。 そのまま歩いてしまう子もいますが、個人差があるので無理に歩かせることはありません。また、赤ちゃんの「歩きだそう」という気持ちが大切です。
興味があるものの場所まで行きたいと思う気持ちが歩行を左右します。
少しでも歩こうとする兆しがあったり、1~2歩歩き出したらほめてあげてくださいね。
O脚で心配です。歩き始めはO脚が多いので心配はいりません。1歳6ヶ月~6歳頃には治りますよ。
歩き始めの子に、足のためにいい運動はありませんか?産まれたときは扁平足ですが、体を支えるには扁平足では不安定です。土踏まずのアーチは成長と共に徐々にできていきます。おすすめ遊び歩きは・・・
- カニあるき(横歩き)
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風船あそび
風船つきをすると「つま先立ち」をするので足の発達に良いです。 -
ペンギン遊び
親の足の上に乗って、手をつないで歩くきます。足の指に力が入るので足の発達に良いです。
良い靴選びは?あかちゃんのためのファーストシューズには、内履き用と外履き用があります。内履き用は靴を履く練習になるので、お好みで、滑り止めのある軟らかいソールのものを履かせてみるのも良いですね。
外履き用については…-
つま先が広い靴を選ぶ
赤ちゃんや幼児の足の形は、つま先が扇状に広がっています。 歩くたびに指先が広がるよう、つま先が広い靴が適しています。 -
指が曲がりやすいを靴を選ぶ
靴底は柔らかいほうが良く、ソールがつま先から1/3のところで曲がるのが理想的です。 -
つま先がそり上がっている靴を選ぶ
つま先のソールが平らだと、つまずいたり転んだりしやすいです。つま先に「反り返し(そりかえし)」がありカーブしているものを選びましょう。 -
足首・かかとが固定される靴を選ぶ
足首・かかとは硬い方が良いです。ハイカットタイプの靴も足をしっかりサポートしてくれるので良いですね。脱ぎ履きが楽なように履き口が広がるものを選びましょう。 -
サイズは最適(ぴったり)なサイズを選ぶ
赤ちゃんの足は大部分が軟骨でできています。サイズが合わない靴は、靴の中で足が不安定になるだけでなく、骨格の成長にも悪い影響があるので、できるだけぴったり合うサイズを選びましょう。 -
通気性の良い靴を選ぶ
赤ちゃんの足は汗っかき。小さいけれど汗腺の数は大人と同じなので、快適な靴を選んであげたいですね。