しつけ編
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けんか
けんかは一種のコミュニケーション
友だちに興味を示し、友だちと遊ぶようになるとけんかをすることが多くなってきます。
「子どもの遊びにはけんかはつきもの」なんですね。
自分の気持ちを言葉で相手にうまく伝えることができず、気持ちをコントロールすることができないと「けんか」が発生します。
ただ、子どもはけんかを繰り返しながら、友だちを思いやる心が育ったり、気持ちの自己コントロールができるようになっていきます。
子どもはけんかを通して成長するものなので、けんかは一種のコミュニケーションと考えましょう。けんかの対処のしかた
周囲の大人は、基本的には間に入って「仲裁」したり、「禁止」する必要はありません。
なぜかというと、けんかを繰り返しながら、お互いに解決方法を見出していくはずだからです。
周りの大人は、けがの危険がないように注意しながら見守ってください。どんな時にけんかはおきる?
年齢や発達の過程でけんかの様子も変わってきます。-
友だちに乱暴をする
(ことばが未発達な時期は手がでてしまう) -
遊具・おもちゃの取り合い
(2~3歳頃から「自分のもの」を意識するようになる) - 自分の使っていた遊具・おもちゃを友だちに貸せない
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順番が守れない
(「順番」が理解できるようになるのは3~4歳以降)
思いやりを育てよう
年齢が低ければ低いほど、けんかの原因は「物の取り合い」が多いのもです。
「○○ちゃんがわたしのオモチャを取った!」
「○○ちゃんがオモチャを貸してくれない~!」
このようなときの素敵なキーワードがあります。 それは・・・「かして」(「入れて」)大人も一緒に言って練習してみましょう。
「どうぞ」
「ありがとう」
けんかを通して、泣いてしまった子への思いやりや、悪い事をしてしまったな、と思う気持ちを育てていきましょう。
「けんかはダメ!」と最初から頭ごなしに叱るのでは、いつまでたっても思いやりの心は育ちません。
たとえけんかが起こっても、子ども自身が「友だちに接したい」という気持ちが大切です。
けんかは子どもが社会性を育む良いチャンスです。
けんかのあとに話をよく聞いてみると、子どもの成長した一面を知ることができますよ。 -
友だちに乱暴をする
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物を投げる子
投げることがクセになる前に対処を
「気に食わないことがあると、物をなげる」子がいます。
気持ちを言葉で表現できないために、物を投げてしまうのです。
一度物を投げて気持ちがいいと感じてしまうと、投げることが習慣化してしまいますので気をつけましょう。
物を大切に扱う気持ちを教えるようにしていきましょう。具体的な伝え方
次のように大人も一緒におもちゃを片づけてみましょう。- 大好きなミニカー
「車庫(おもちゃ箱)にそーおっとしまいましょうね。」 -
可愛がっている動物などのぬいぐるみ
「眠くなったのでベッド(おもちゃ箱)にそーおっと寝かせてあげましょうね。」
大人の姿を見て子どもは『物を大切にしよう』と思います。
おもちゃをポイポイとおもちゃ箱に投げ入れる親のもとでは、子どもも物を雑に扱い、物にあたってしまう子になってしまいますね。物を乱暴に扱ったところを見たら
すぐに叱ったりせず、感じること、考えることを子どもに促してください。- おもちゃが「かわいそうね」「痛いね」と声をかける
- 子ども自身が「いけないことをした」と気づく
- 投げた後、それがいいことか悪いことか子ども自身に考えさせる
例えば、お父さんと相撲をとったり、お母さんと大きな声で歌を歌ったりするとエネルギーの発散ができます。 - 大好きなミニカー
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がまん
幼少期から身につけたい力 「勇気」と「がまん」
どんちゃか幼児教室(0~3歳コース)では「5つの力」を柱として授業を組み立てています。
5つの力のひとつに『勇気とガマン』があります。
「がまん」を身につけると、自制心がつき、はしゃぎすぎたり、場にそぐわないわがままを言ったりすることを抑えられるようになります。
「勇気」を身につけると、何に対してもチャレンジしようとする前向きな積極性が養われます。
「勇気」も「がまん」も子どもの精神面で育って欲しい『自分力』。
ここでは子どもの「がまん」する力についてお話します。うちの子、どうやったら「がまん」してくれますか?
がまんする自制心が発達してくるのは3歳頃からなので、子どもの成長に合わせてだんだんと教えていきましょう。-
1~2歳
まだ、がまんするのは難しいです。
この時期は、子どもにとって安心できる環境・関係を築くようにします。
不安なときに抱っこしてほしい、一緒に遊んでほしいという子どもの気持ちをしっかりと受け止めてあげるようにしましょう。 -
3歳頃から
この頃から、徐々にがまんすることを覚えられるようになります。
がまんする「理由」も理解できるようになるので、がまんさせるときには、理由も一緒に伝えるようにしましょう。
まずは、がまんすることを「約束」にして、それを守ることから始めます。
「おしまいの時間になったら、まだ遊びたくてもがまんして帰ろうね」と親子で あらかじめ約束 しておくと、子どもが納得してがまんしやすいです。
危険から身を守る「がまん」
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信号が赤になったら必ず「ストップ!」する
信号などの前で、止まって欲しい時、日常から「ストップ!」の掛け声で体を静止する習慣をつけておきましょう。 -
刃物等を勝手に触らない
「このナイフやハサミは危ないからひとりでは触らないこと」と日常約束をしておきましょう。
ただし子ども専用のハサミは、大人と一緒にたくさん使ってくださいね。
自己コントロール力を養う「がまん」
- 大好きなおやつを前にして「いただきます」まで「が・ま・ん」
- 順番守って「○○ちゃんのつぎ・・」で「が・ま・ん」
- きょうのテレビはこれで「おしまい」で「が・ま・ん」
- 出したおもちゃをお片づけして「おしまい」で「が・ま・ん」
- 甘いおやつの食べすぎは良くないね「きょうはこれだけ」で「が・ま・ん」
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1~2歳
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わがまま
相談で多いのは「子どものわがまま」
どんちゃか幼児教室の個人面談で一番多い相談内容が「わがまま」についてです。
特に、知育2歳、3歳コースのご家庭が多いようです。◆「わがまま」ってどんな行動?- 何が何でも自分の主張を通す
- 自分勝手で聞き分けがない
- 譲れないゆえの友だちとのトラブルが多い
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駄々をこねる子
お店などで欲しいものがあると、買ってもらうまで泣いたり、 寝転んでバタバタして大声を出して要求する。 -
約束の時間になってもあそぶのをやめない子
「きょうはお昼までね」と約束して公園に来たのに、時間になっても「まだ遊ぶ」と言って帰ろうとしない。 -
自分が負けると怒る子
友だちとゲームやごっこ遊びをしていて、自分が負けたり思い通りにならないと、プイと怒ってしまう。
わがままは「意思」「意欲」の現れ
「欲しい!」とジタバタするような子の方が案外、伸びる子だったりします。
強い欲求があり、意欲が備わっていると、遊びや学習の能力も育つからです。
そのプラス面を大切に伸ばしていきながら、思い通りにならないときにどうしたらいいのか、時にはがまんする必要があることを理解させるようにしましょう。「わがまま」と「自己主張」は違う
たとえば「自分で着替えをやる」と言い張り、結局できずに泣き出したりするのは、わがままではありませんね。
自分でやってみたいという自己主張であり、自主性が育っている証拠です。
こんなときは、親として喜んでくださいね。そしてやってみようと挑戦したことをほめてあげてください。
3歳前後は「自我の芽生え」や「自主性の発達」が目立ってくるころです。
「自我の芽生え」か「わがまま」をよく見極め、自主性をつぶさないようにじっくり、しっかり指導し、育てていきましょう。自己コントロールの基本は親子関係から
お父さんお母さんは、「うちの子はわがままで…」といいますが、実は親がわがままにしてしまっていることも多いです。
親の過保護や祖父母の甘やかしはわがままをつくります。
愛情のかわりに物を買い与えるのは良いことではありません。
がまん(自己コントロール)はまず、「約束」をきちんと守らせることから始めましょう。
子どもができる範囲の約束を、親子で話しあって決めます。
決めた以上は特例をつくらず、親は毅然とした態度で約束を守らせてください。
時間はかかりますが、がまんする力がだんだんと育っていきますよ。
親子関係のなかで自己コントロールを学んでいけば、友だちとの協調性も徐々に養われていきます。 -
悪いことば
新しいことばを覚えて使いたくなる年頃
ことばが出始めると、話をすることが楽しくなり、急におしゃべりになります。
自分の言いたいことを、次から次へと話しだして止まらなくなることもあります。
まだ、「て・に・を・は」がおかしかったり、音が[テ・ビ・レ]のようにひっくり返ったりしますが、子どもは「ことば」で伝えようと一生懸命ですね。
そんなときは、多少ことばが間違っていてもすぐに訂正はしないで「うん!うん!そうなの!」と、子どもの話を熱心に聞いてあげましょう。
そして、この頃気になるのが《悪いことば》です。
「おしっこ」「うんち」「バカ」「きらい」など、親が眉をひそめたくなるようなことばを所構わず使い始めます。
子どもの生活範囲が徐々に広がりはじめると、近所・公園・幼稚園などで、いろいろな年齢層のお友だちからいろんなことばを覚えてきます。
子ども同士の「仲間意識」が強まり、共通のことばを使いたがる時期でもあります。
成長の過程でもあり、「こどもの文化」のひとつとして、おおらかに捉えてあげましょう。使って欲しくないことばにどう対処したらいい?
大人が強く叱ったり、うろたえたりすると、面白がってしまいがちですね。
子どもは「お父さんやお母さんが反応してくれた。面白い。楽しい!」という気持ちになり、ますます頻繁に使います。
そんなときの大人の対応は「聞き流す」のが一番!です。
ただ、そのままにしてしまわずに、「お父さん(お母さん)は、そのことばは好きではない。」と、叱らずに、はっきり意見として伝えます。
悪いことばや汚いことばはしばらく続きますが、大人が反応しなければそのうち治まってきますから、根気強く見守ってあげましょう。 -
自分のことが自分でできる子
「どんな子になって欲しいですか?」という質問に、保護者のみなさんからは「自分のことは自分でできる子になって欲しい」という答えが返ってきます。
幼児ができる「自分のこと」ってなんでしょうか。
何をどんなふうにしたらよいのか、大人のサポートの仕方と一緒に紹介します。1.自分で食事をする
授乳期から離乳食が始まるくらいまでの生後1年は、飲ませてもらったり、食べさせてもらったりしています。
1歳を過ぎると段乳が完了して、汚しながらでも自分で食べようとします。
2~3歳になると、食事のマナーを守りながら、ひとりで食べられるようになります。
■ 1歳過ぎからの大人のサポート-
汚しても叱らない
汚れても良いようにエプロンや、ビニールのマットなどを敷いておきます -
なるべく自分で食べるよう促す
スプーンを口に運んであげて大人が食べさせることはできるだけ控えましょう -
だらだら食べない
時間をかけがちな子や、途中で遊び始めてしまう子は、ある程度の時間を決めておしまいにします -
大人と同じテーブルで集中して食べる
大人も子どもも一緒に食事の時間を楽しみましょう -
食べ残しをしない
なるべく食べきれる量を出すようにして、子どもが食べきる感覚を身につけられるようにします -
嫌いなものは一口で良いので食べてみる
「少し食べてみようか?」と声をかけ、嫌いでも少しは口にしてみましょう
2.自分で起きる
小学校の高学年になってもひとりで起きられない子が、3割もいるのが現状です。
幼児ののうちから自分で起きる習慣をつけておきましょう。
早寝早起きの習慣をつけ、とくに就寝時間を毎日一定に決めて、夜更かしをしないことがポイントです。
■ 1歳過ぎからの大人のサポート-
親子で寝る時間を決める
「そろそろ○時よ。寝る用意をしようね」と声をかけ、時間になったら寝る習慣をつける
寝る前に絵本を読むなど、寝るときのルーティンを決めると就寝の時間を守りやすくなります - よく眠れるために日中は外で思いっきり遊ぶ
- 夕方以降は昼寝をしない
3.自分で片づける
低年齢から「片づけること」を習慣づけましょう。
3歳でも6割くらいの子が片づけをすることができます。
幼稚園・保育園の集団生活に入る前から身につけておくことができるので、楽しいお片づけを今日からやってみましょう。
■ 1歳過ぎからの大人のサポート-
お片づけも遊びのひとつ
例えば・・・「車は車庫に入りまーす!」や「お人形さんをベッドの寝かせてあげようね」と話かけ、遊びながら片づけます -
大人も一緒にお片づけ
最初のうちは片づけ方が分からないので、大人も一緒に片づけて方法を教えてあげましょう -
使ったら『元に戻す』
子どもにその都度「おうちに帰ろうね」としまう場所に戻すよう声をかけます -
片づけやすい環境にする
ぬいぐるみはぬいぐるみの箱、ブロックはブロックの箱、というように子どもと一緒に置き場所を決めます -
しまう場所は子どもが出し入れし易いところに作る
特に子どものおもちゃや衣類、かばんなどは子どもの手の届くところに置き場所を作りましょう -
じょうずに片づけられたらほめる
「きれいになったね。ありがとう。」「一人でできたね」「丁寧に片づけられたね」と必ず声がけしましょう
4.自分で着替える
1歳前は親に着替えさせてもらっていたのが、1歳の後半になるとズボンを自分で脱ごうとするようになってきます。
2歳になるとマジックテープのものや、おおきなスナップなどは、ひとりでできるようになります。
3歳頃になるとボタンかけも徐々にできるようになってきます。
でも自分でやりたがるわりには、思うようにいかないとイライラしてかんしゃくを起こしたりもするので、大人が上手にフォローしながら、自分でできるように見守ってあげましょう。
■ 1歳過ぎからの大人のサポート-
生活の中で「着替える」習慣を
最初のうちは比較的時間のある夜寝る前に、パジャマを自分で着るところから始めてみましょう -
脱ぎ着しやすい洋服を選ぶ
ボタンの大きいもの、伸縮性のあるものなどを選びます -
時間がかかってもゆったり構える
最初は時間がかかるもの、手を出さず、じっくり見守りましょう -
子ども自身に洋服を選ばせる
時間に余裕があるときは子どもが着たいものを自分で選ぶと、自分で着たい、やりたいという気持ちがでてきます -
ひとりでできたらたくさんほめる
できるようになったことをほめられると、もっともっとやりたいという気持ちがわいてきます
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汚しても叱らない
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トイレトレーニング
どんちゃか幼児教室の面談で一番多い質問は、「トイレトレーニング」についてです。なんでトイレトレーニングが必要なの?
①トイレ自立は、社会の一員としての自覚につながるからです。 ②トイレトレーニングは知的発達につながるからです。 (脳が排泄コントロールをするようになる) ③良い習慣づけのひとつだからです。
④成長の一歩で、自分でできるようになると自己肯定をし、自己コントロール力がついて自信につながるからです。いつから始めたらいいの?
2歳のお誕生日前後頃を目安にトイレトレーニングを始めるといいでしょう。 ただし、個人差がおおきく、スムースに成功する子もいれば、時間がかかる子もいます。 スムースに成功させるためには、2歳になる前から事前のウォーミングアップが必要です。
トイレトレーニングを開始するタイミング 【準備ができているか、サインがあります。】 ・歩行ができる ・お座りがしっかりできる ・おしっこをする間隔が空いて長くなる ・ことばで意志が伝えられる(「うん」「はい」「いや」などが言える) 【チェックしてみましょう!】 □ 1 トイレまでひとりで行ける □ 2 おまるや便座ににしっかりした姿勢で座っていられる □ 3 大人の問いかけに「うん」や「イヤ」が答えられる □ 4 おしっこの間隔が2時間以上空いている □ 5 自分の気持ちを伝えることができる(例:「ちょうだい」「○○してほしい」など) □ 6 大人の真似ができる どうでしたか? 1~4までができていればスムーズにトイレトレーニングが開始できるでしょう。 *個人差があります。 *ひとりひとりに合わせて開始時期を決めましょう。 その他、大人側の条件としてチェックしてみましょう。 □ 1 トイレトレーニングにじっくり付き合う時間と精神的な余裕がある。 □ 2 イヤイヤ期ではない。子どもとの関係が安定しているときがトイレトレーニング開始のいい時期なので「いやいや期」は避けた方がスムーズにいくでしょう。トイレトレーニングを始める季節はいつがいいでしょうか?
*春~夏 〈理由〉 ・春から夏の季節は薄着になるのでパンツやズボンがすぐ脱げる ・洗濯物が乾きやすいので、負担が少ない *季節が春~夏であっても子どもの興味がない時は止めましょう。保育園や幼稚園でのトイレトレーニングはいつから?
【保育園の場合】 保育園のペースに合わせてトイレトレーニングをするとよいでしょう。 保育園の保育士はトイレトレーニングのプロです。 家庭でも保育園のペースに合わせて同じようにしましょう。 〈注意〉 ・すべてを保育園任せにしないで、保育士と連絡を蜜に取りましょう。 ・トイレトレーニングを始めたら、家庭のトイレを保育園のトイレと同じように飾りつけをすると子どもは安心します。 ・家庭で成功したら、おおいに褒めましょう。 【幼稚園の場合】 幼稚園からは入園の条件として「入園前にトイレに行けるようにしておいてください」と言われます。 しかし、3年保育の早生まれの場合などはまだトイレトレーニングが完成されていません。 *無理な場合は幼稚園と協力しながらよく連絡をとりながらトイレトレーニングを進めていきましょう。どのように教えたらいいの?
2歳になる前からにウォーミングアップ・・・ ①「おしりが濡れていると気持ちがわるいね」 「おしりをきれいにすると気持ちがいいね」などの言葉をかけ、 おしりに対する〈五感〉を意識づけましょう。 ②トイレに一緒に行って「チィー」と声をかけたり、実際に行う真似をしてみましょう。 (可愛いおまるを使用してもよいです) 2歳前後から・・・ ① おしっこが出ても出なくても、時間を決めてトイレに座ってみましょう。 ② おしっこが出たら、おおいにほめてあげましょう。 ③ 脱ぎ着のし易い〈夏〉がトイレトレーニングを始めるチャンスです。
トレーニングを進めていく方法 最初に「排泄とはどういうことなのか」を知らせることから始めましょう。 ・ごはんを食べること、着替えることなどは目で見えることなので分かり易いですが、排泄することは見えないので子どもには理解しにくいことです。 ・家のひと(親)がトイレに行くのを見せる ・ペットの排泄を見せる 【ステップⅠ】 ①「排泄=トイレ」という意識がでてきた ②オムツをチェックし、排泄の間隔を知る⇒2時間以上空いていれば次のステップへいく ③おまるやトイレに誘ってみる ④便座に座らせてみる⇒*座れたら、座れたたことをおおいに褒めましょう。 *無理に座らせるのはやめましょう ⑤パンツに切り替える 【ステップⅡ】 ―トイレ(おまる)に行って便座に座ってみる― 〈おまるの場合の注意〉 ・足が床にしっか着く ・1歳代はおまるの方がいい ・トイレを嫌がる場合はおまるにする 〈補助便座の場合〉 一連の動作 ①トイレに入る ②便座に座る ③紙で拭く ④水を流す *トイレで排泄をしてくれると、手間が省ける。 【ステップⅢ】 ―生活リズムに合わせて一日に何度かトイレに行くように誘う― ・食事の前後 ・出かける前 ・起床の直後 ・寝る前 などのタイミングでトイレに誘う 【ステップⅣ】 ―自分で言える― ・親は「おしっこ出たね」「うんち出たね」など言葉で表現する ・子どもも真似をして「おしっこ出た!」と言う *トイレで排泄ができた時、言葉で「おしっこ出た」と言えた時は大いに褒めましょう。 〈お勧めグッズ〉 ・キャラクターパンツ ・ごほうびシール+カレンダー 【ステップⅤ】 ―昼間、家でパンツをはく― ・パンツにおしっこをしてしまった⇒「気持ちが悪い」と感じる ・トイレでおしっこをしたい⇒トイレに行こうとする *たぶん何度も失敗を繰り返すでしょう。 しかし叱らないでおおらかな気持ちで接してください。 【ステップⅥ】 ―外出時・夜の排尿時にオムツを外す― 外出時の注意 ・失敗しても大丈夫なところでチャレンジ〈公園〉〈児童館〉してみる ・子ども用のトイレがあるところをチェックしておき外出する ・脱ぎ着がしやすい服装で出かける ・着替えは多めに持っていく 夜(身体の成長が必要) ・朝までのおしっこが貯められるくらいの膀胱になっているか *夜「抗利尿ホルモン」が十分に分泌されるようになるのは10歳くらいと言われているどうして失敗ばかりするの?
トイレトレーニングに失敗はつきものです。 ほとんどの場合、何度も何度も失敗を繰り返し、成功するまで長い時間かかるものです。 親も気を長くもち、あせらずに「失敗するのが当たり前」と思ってつきあいましょう。
叱ってもいいの?
「絶対に叱らない」のが鉄則です。こんな言葉はNG!です。「ダメね!」「また失敗したの!」「あーあっ!もう大変!」
楽しくする方法は?
トイレを「好きな場所」にすることが大切です。 トイレの環境づくりのヒント・好きなキャラクタ―の絵を貼る ・ 子どもの好きな音楽をながす ・ 成功した時に好きなシールやスタンプを貼ったり、押したりする トイレに関する「絵本」を読んであげる。
《その他の注意》- トイレトレーニングをしたばかりに親子関係が悪くならないように気をつけましょう。
- 他の子と比較しないように子どものペースでしましょう。
- 逆戻り現象があります(下の子が生まれた時・・・自分も赤ちゃんになってお母さんにかまって欲しい時)うまくトイレトレーニングが進まないときは、一時中止をしてあせらずに再チャレンジしましょう。
- 親があまり意気込まずに取り組みましょう。
- いろいろなトイレに慣れるために、親戚の家・友だちの家・デパートなどでも経験をしてみましょう。
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片付け
叱らずに遊び感覚で片付けを習慣にしましょう
「早く片付けなさい!」とこわい顔で叱りつけてはいませんか?これでは片付けが嫌いになるのも無理はありません。遊び感覚で楽しく片付けをし、親に注意をされなくても進んで片付けができるようになるアイディアを紹介します。 1.まずは自分の洋服や靴から片付けをさせよう- 靴を揃える
- 靴箱に入れる
- 脱いだ洋服は脱衣カゴへ
- 洗濯物はタンスへ
2.親子で分担して片付けをする 「あなたは積み木係ね。お母さんは絵本係ね。」と分担して一緒に片付けましょう。 3.片付けの場所を決めよう おもちゃを種類別に整理してしまえる棚や収納ボックスを用意しましょう。 4.遊び終わったら一気に片付けると気持ちがいい 次々とおもちゃを出して遊ぶのが子どもの特徴。食事の前などを区切りに一気に片付ける。 5.「散らかし部屋」のすすめ 思いっきり散らかして遊べる部屋があると、子どもが管理や整頓を自主的にする。 6.親のきれい好きはほどほどに お母さんがきれい好き過ぎると、子どもは逆に片付けが嫌いになります。 7.片付けで頭のいい子に 「本の仲間」「車の仲間」と仲間集めで片付けをすると頭のいい子になります。 8.おしゃれな「片付けルック」で片付け上手 かわいいエプロンや三角巾の片付けルックは気分が盛り上がります。 9.片付けも遊びにしちゃおう 「30数えるまでに」「お母さんと競争ね」とゲーム感覚で片付けると楽しいです。 10.どんどんお手伝いをさせよう お母さんの真似が大好きな幼児。手伝いをした満足感は片付けをする上で大切です。