遊び編
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秋を見つけながら お散歩しましょう
秋のお散歩のススメ
暑い、暑い夏が過ぎ、すっかり秋めいてきました。
子どもと外に出かけるのが絶好の季節ですね。
どんぐりを拾ったり、落ち葉で遊んだり、自然に親しめる外遊びを積極的にしましょう。
手ぶらで気楽に出かけられる散歩はおすすめです。散歩に出かけたら何をしましょうか・・・
たくさん遊べる秋のお散歩
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秋のしりとり歩き
お母さん、お父さん、きょうだい、おじいちゃん、おばあちゃんと手をつないで、散歩をしながら、見えるものでしりとり歩きをしてみませんか。
例えば、「すすき」、「きく」、「くり」など、言葉をつなげていきます。
つながらなくなったら、普通のしりとりにもどしても良く、また歩いて行くうちに秋のものを見つけたら「秋のしりとり」をします。
秋を意識できる楽しいお散歩になりますし、語彙も増えますよ。 -
雲のかたちが何に見えるかな
手をつないでお散歩をしながら、高くて青い秋の空を見上げ、青空に浮かんだ白い雲が何の形かあてっこ遊びをしましょう。
「あの雲はなにに見えるかな・・・?」「アイスクリーム!」「くまさん!」など想像力を膨らませてください。
こんなコミュニケーションをとりながらの散歩は楽しいですね。 -
秋の歌を歌いながら
手をつないだらいっぱい手を振って、少し大股歩きの歩調で、大きな声を出して、秋のうたを歌いながらお散歩をしてみましょう。
秋の歌:「どんぐりころころ」「まつぼっくり」「やきいも」「まっかな秋」など。他にも探したら見つかるかもしれませんね。 -
落ち葉の上を歩いてみよう
落ち葉の上をただ歩くだけで、子どもは嬉しくて楽しいんです。
落ち葉を踏んだ時に出る「ガサガサ」という音は子どもにはとっても魅力的。
また、落ち葉を踏んだ感覚も足の裏から体中に伝わり、楽しくてしかたがないはずです。 -
袋をもってどんぐり拾い
どんぐりはずんぐりしたクヌギ、細長いマテバシイなどたくさんの種類があります。
どんぐり拾いは、風が強くふいた翌日がたくさん落ちているので、ねらい目ですよ。
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秋のしりとり歩き
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指先を使ったあそび
手を使うと頭の働きに良い刺激をあたえます。 幼児期には脳の構造の90%が育つと言われています。
また、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の中で手を使う触覚は意識しないと刺激されないので、手はできるだけ使うようにしましょう。
では、幼児期の日常や遊びの中で指先を使う例を紹介しましょう。
開け閉め
幼児は繰り返しの行動が大好きです。
繰り返し同じ動きや行動をすると、「集中力」や「技術力」がアップします。
子どもがファスナーや金具などの開け閉めをしている時は、「集中力」を発揮しているところなので、声をかけずにそーっと見守ってくださいね。ファスナーファスナーは両手を使うことが大切です。
利き手でファスナーを使い、反対の手で「押さえる」ことを忘れないようにしましょう。きっと上手になりますよ。バッグいつもお出かけに持って行くバックのファスナーは、出来るだけ子ども自身に開け閉めをさせましょう。
時間がかかってもイライラしないでじっくり見守り、待ってあげてください。衣服子どものシャツやズボンについているファスナーや、人形の洋服のファスナーは機会があるごとに、子ども自身でやってみましょう。
親や兄弟の洋服の背中にあるファスナー開閉のお手伝いも良いですね。靴靴にファスナーがついている場合は、外に行きたい一心で上手に開け閉めできることが多いようです。
「靴を自分で履こうね」、履けたら「上手に履けたね」と必ず誉めてあげましょう。金具開閉に使う金具は部品が小さく、扱い方も様々です。
子どもが使いたがったらやり方を教えてあげてもいいですし、壊れる心配がなければ、やり方を考えさせても良いですね。靴ストラップの先の金具をリングに引っ掛けるタイプの靴や、靴ひもの先が金具になっているタイプのものがあります。
小さい部品なので1~2歳のうちは難しいかもしれません。
自分でできるくらい指先が使えるようになってからが良いでしょう。箱「木箱」や「オルゴール」、「お菓子の入っている箱」などに留め金として金具を使っているものがあります。
子どもが大切にしているおもちゃや宝物、秘密の物を金具のついている箱の中にしまっておいたら、謎めいていて素敵ですね。
自分で手を使って出し入れしだしますよ。かぎかぎ(キー)はなくさないよう、しっかり管理することも大切ですね。
大切にしまってきちんと覚えておくことも教えてあげましょう。玄関・窓玄関や窓の鍵は大切なもので、遊びに使うものではありません。
家族のルールをきちんと決め、それを守るように伝えましょう。
おもちゃに使用されている鍵は大いに遊ばせてください。
手首をひねり、回すので手の巧緻性が発達します。箱・バッグ箱やバッグにも鍵がついているものがあります。
子どもの大切なものをしまっておけば、鍵を開閉するときに頭と手を使いますね。留め外し
マジックテープマジックテープは留め外しがとても簡単なので、子どもの身の回りにはたくさんあります。
いろいろ探してみましょう。バッグマジックテープは簡単に操作できるので、バッグについていれば、小さな子でも自分で開閉できます。衣服マジックテープははずれやすいので、洋服で使われていることは少ないですが、自立の第一歩として、パジャマなどにマジックテープをつけて「自分で脱ぎ着をする」習慣をつけさせるのも良いですね。靴操作が簡単なので、マジックテープのついた子ども靴は多いです。
自分でマジックテープをつけ外ししてすぐに靴を履けるようになるでしょう。
大人は手を貸さず、ひとりでできた達成感を子どもに味合わせてあげてください。スナップスナップボタンは穴が小さいものが多く、子どもには難易度が高めです。洋服・パジャマ服やパジャマのスナップは着用してから操作するため、子どもには難しいものです。
購入する時はできるだけ〈大きいスナップ〉を選んでください。
時間をかけても、パチッ!と留められたときはとても嬉しいですね。ボタン月齢が大きくなるにつれて、ボタンの大きさを小さくしていくと良いでしょう。洋服・パジャマはじめてのボタンかけは、ボタンが「大きく」、数が「少ない」ものを用意しましょう。
ボタンかけの順序は
1.ボタンの端をボタンホールめがけて入れ
2.反対の手で穴の中からボタンをつまんで
3.引っ張って(ねじって)
4.初めにボタンを持っていた方の手でボタンホールをボタンにかぶせる
と多くの工程があるのでかなり高度な作業になります。
大人は早くできるようにさせたいと思いがちですが、無理は禁物です。
子どもが自分から「やってみたい」と言い出すのを待ちましょう。
そのとき来たら、気長に、気長に、見守って応援してあげてください。回す
手の巧緻性は手首がよく回る方が発達するようです。
手首が柔らかく動くようになると、細かいところまで上手に色塗りができるようになったり、モールをねじったり、雑巾を絞ったりできるようになってきます。
「手首を回す」動作は、日常意識しないと動かさないものなので、繰り返し使うことをおすすめします。ハンドル通常の回すハンドルは、開けるときは左に回す(反時計回り)、閉めるときは右に回す(時計回り)のが標準です。ドアのノブ最近はノブを回すタイプのドアは少なく、レバーの上下で開閉させるタイプがほとんどのようです。
回すタイプのドアノブを見つけたら、積極的に子どもに手首を回して開け閉めさせましょう。水道の蛇口水道の蛇口も回すタイプは少なくなっています。
ただ、幼稚園や小学校では回すタイプの蛇口が多いので、使えるようにしておきましょう。
また自動の蛇口に慣れているせいか、出しっ放しにしてしまう子を多く見かけます。
資源を大切にするというしつけの面からも、水を出すこと、止めることを幼児期にしっかり教えておきましょう。ふた回すふたも、開けるときは左に回す(反時計回り)、閉めるときは右に回す(時計回り)のが標準です。
ビン・缶・ペットボトル・水筒どんちゃかの授業で「対」(つい)というテーマがあります。
ビンやお醤油差しやペットボトルや密閉容器のふたをバラバラにし、合いそうなものを見つけます。
合うものが見つかったらそれを『ピッタンコ!』という掛け声で閉めるという活動です。
ネジのあるふたを四苦八苦して閉めたり開けたり・・・子どもにとっては楽しく、かなり長時間集中して遊びます。
頭を使ってピッタリ合うふたをさがし、手を使ってピッタリと閉める、まさに「指先を使ったあそび」ですよね。
ご家庭の空きびんやペットボトルで是非あそんでみましょう。ねじる
「ねじる」動作は子どもにとってはかなり難しいことです。
利き手だけでねじる場合もありますが、右手と左手を同時に反対の方向に回すことは、かなり難易度が高くなります。
たくさん体験してできるようになると、手先の巧緻性が発達し、いろいろな工作等にもチャレンジできるようになってきます。飴の包み紙子どもはキャンディが大好きですよね。
子どもに「あけて~!」とせがまられると、すぐ開けてしまってはいませんか?
子どもが手を使うチャンスを奪っていますよ。
「開けないと食べられないよ」と声をかけてあげれば、何とか頭を使い、工夫をして「ねじって」開けられるはずです。包装用(袋)のワイヤータイパンの袋やおやつの袋、総菜の袋を止めるのに、ワイヤータイがよく使われています。
子どもにとってはワイヤーを外すことより、ねじって留める方が簡単です。
家庭でパンやクッキーを手作りした時、小分け袋の口をワイヤータイで留める係りを頼んでみてはいかがでしょうか。
またお誕生会やクリスマスパーティーのお菓子の袋詰め、モール付けなどもやってもらうと上手になりますよ。つまんで分ける
豆やおはじきなど、こまかいものを扱うときは、飲み込んだりしないように注意しましょう。
大人が近くにいて見守ってあげてください。ミニトマト・粒状のお菓子食事の配膳準備のお手伝いに、ミニトマトの盛り付けをお願いしてみましょう。
みんなで食べるお菓子を、一人ひとりのお皿に盛るのも良いですね。
3歳くらいからお手伝いができます。
手の巧緻性が高まり、家族の役に立てた喜びを味わえるはずです。ボタン・おはじき・豆おはじきやボタンで移しっこゲームをしてみましょう。
お皿を2つ用意し、片方のお皿に入ったおはじきを空のお皿にひとつずつ摘まんで移し替えるゲームです。
時間を測って、ゲーム感覚で親子対決や兄弟対決をしてみると楽しいですよ。
スプーンや箸を使って難易度をあげても良いですね。通す
利き手で紐を持ち、もう片方の手で穴のあいた方を持つ、「両手の協応」動作です。
しっかりねらいを定めて集中しないと紐は通りません。
子どもが集中している時は、声をかけずにそーっと見守ってあげましょう。ビーズ通し※小さいビーズや飾り玉を飲み込まないように、安全には十分に配慮してください。
小さい穴を目がけ紐を通して、ネックレスやブレスレットにする遊びです。
作品ができあがったら褒めてあげてくださいね。ボードの穴通し穴がたくさん空いたボードに紐を通し、思い思いの模様を作ってあそびます。
また見本をみながら、同じように模様を作っても良いです。
これは紐がどのような軌跡で通っているのか、頭をフル回転しないとできない難しいゲームです。 -
自然と触れ合う遊び
暑い夏が終わり、秋がやってきました。 戸外に出て遊ぶには最適な季節ですね。
虫が鳴いたり、葉っぱが色づいたり、木の実がなったり、自然がいっぱいです。
積極的に自然と触れ合うことで、子どもの五感をおおいに刺激してあげましょう。
あまり構えることはありません。お買い物の途中・公園に行ったついでで良いので、親子の楽しいコミュニケーションの時間にしてください。秋を感じる体験を
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《お散歩》をしましょう
どこかへ行くために歩くのではなく、「お散歩」が目的です。
真っ青な高い空を眺め、爽やかな風を頬に感じるだけで「秋」に触れられます。
秋が深まってきたら、落ち葉をザクザク踏んで「音」を楽しんでみましょう。
親子で《落ち葉かけごっこ》は盛り上がることまちがいなしです。 -
秋のものを集めてみましょう
一枚ビニール袋を持っていって、「葉っぱ」・「小枝」・「石ころ」・「木の実」などをビニール袋に集めてみましょう。
土の上に集めたものを広げてお父さんお母さんと一緒に『絵』を描いてみるとおもしろいですよ。
また、拾ったものを家に持って帰って、画用紙に貼り付けてみると素敵な作品ができますよ。 -
秋の味覚狩りにでかけましょう
「実りの秋」です。
機会があったら、家族で『ぶどう狩り・なし狩り』に出かけましょう!
本物が実っている様子を見る体験は貴重ですね。
それに採れたてを食べられる特典もあります。秋の味覚を楽しんでください。
工作で創造力を刺激しよう
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《どんぐり駒》
作るのも、回すのもお父さんが得意かもしれません。 -
《こすり絵》
「葉っぱ」や「花」や「木の幹の表面」を拾って、その上に紙を当ててクレヨンや鉛筆でこすると《こすり絵》ができます。
いろいろな模様が出て楽しいです。 -
空き容器と木の実で楽器作り
プリンのカップやヤクルトの容器にどんぐりやしいの実を入れて、《マラカス》のできあがり!
カシャカシャ!と歌に合わせて振ってみましょう。 -
木の実でゲーム
手の中にどんぐりを隠して・・・《どっちに入ってる?》《何個何個いくつ?》の当てっこゲームをしてみましょう。 場所をとらないので、電車や車の中でも遊べます。 -
数のお勉強
「いくつ拾ったかな?数えてみよう!」ひたすら数えっこをしてみましょう。
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《お散歩》をしましょう
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お風呂は素晴らしい教育の場(2)
4歳以上は脳を使って楽しくコミュケーション!
親子でお風呂に入ったら、脳を使ったたくさんの遊びができます。
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ゆぶねに肩まで浸かって、10まで数える
お風呂では数の遊びがたくさんできますね。大人も一緒に数えて遊んでみましょう。 -
数のクイズごっこ
「6個のキャンディを2人で分けると1人いくつ?」
「3個と2個のミカン、合わせていくつ?」
「10個のチョコレートのうち、4個食べたら残りはいくつ?」
など、親子でクイズを出しあって遊んでみましょう。 -
タイルで「位置クイズ」
「右から○番目のタイルはどこだ?」「ピンポーン!」
「下から○段目の、左から○番目のタイルはどこだ?」「ブブッー!」
上下左右の位置の感覚をなんとなくでもつかんでおくと、とてもよい学びになります。
工夫して楽しく遊んでくださいね。 -
ことばあそび
「しりとり」「○のつくことば探し」「○つの音のことば探し」「お話づくり」など、子どもの成長に応じて取り入れてみましょう。 -
常識クイズ
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行事について
「1月はお正月!おせちを食べて、初詣に行って、お年玉をもらって、どんな遊びをする?」などのワクワクするような会話をしながら、クイズを出してみましょう。 -
春夏秋冬について
「秋の食べ物って何が思いつく?」
「冬の遊びでちょっと痛い遊びはなーに?」 -
天候について
「天気のことばをいくつ言えるかな?」
「雨がザーザー降っています、弱い雨なら何て言う?」 -
自然界のことについて
「4本脚の動物、いくつ言えるかな?」
「海の生き物で、卵を産む生き物は?」
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行事について
お風呂タイムは楽しい時間に!
子どもが今日あったことを話だしたら、年齢を問わずお父さんお母さんが一生懸命耳を傾けて「そー!、うんうん!」と聞き役になってあげましょう。
きっとお話じょうずになること、間違いなしです。
絶対にしてはいけないことは- 叱らないこと
- 小言を言わないこと
お休みの日など、時間があるときは、くれぐれものぼせないように注意しながら、子どもとのお風呂タイムを大人も楽しんでくださいね。 -
ゆぶねに肩まで浸かって、10まで数える
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お風呂は素晴らしい教育の場(1)
楽しく学びもあるお風呂タイムのすすめ
寒い日が続くと外遊びの回数が減り、家の中で遊ぶことが多くなります。
すると、子どもの行動が目につき、「~してはダメです!」「~しなさい!」と叱ってばかりになっていませんか?
そこで、毎日のお風呂の時間を、ときどきゆったりとした親子のコミュニケーションの場にしてみましょう。0~3歳は「おもちゃ」でことばを獲得!
まず、0歳から3歳くらいまでは、子どもが大好きな<おもちゃ>をお風呂に持ち込んでみましょう。
そして、おもちゃを使って、ことばをいっぱい獲得しましょう。-
「○○にお湯をかけてあげようね」
名詞のみの会話ではなく、「て・に・を・は」を入れた述語まである文章で話します。まだことばが理解できなくても、話せなくても大丈夫。
親が正しいことば、正しい文章で語りかけることが見本となります。 -
「○○のあたまとせなかを洗ってあげようね」
体の部位の名称を言いながら、おもちゃの体を洗ってあげます。
自然に自分の体や親の体に興味を持ち、名称を覚えるようになります。 -
「お風呂はあったかいね」「きれいに洗うと気持ちがいいね」
感情のことばも忘れずに言いましょう。
「あったか~い!」「気持ちがいい!」などのことばは心を豊かにしてくれるので、この頃に磨いた感性は子どもの土台になってくれます。
リラックスした時にこそ、感情のことばが、たくさん自然に出ますよ。
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「○○にお湯をかけてあげようね」
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手を使おう
手を使うと頭の良い刺激に
手を動かすと、
筋肉→神経→脳
という順に脳に刺激が伝わります。
幼児期に脳の構造の90%が育つと言われていますので、手をできるだけ使うように意識したいですね。
また、幼児期に大切な「五感」を刺激し、鍛えるという点でいうと、視覚(目)・聴覚(耳)・味覚(口)・嗅覚(鼻)は無意識のうちに刺激されますが、触覚(手)は意識しないと刺激できません。
我が子の手はよく動いていますか?普段から手をしっかり使っていますか? 親は我が子の手が動いているかどうかを、よくチェックしてみましょう。
手を動かすおもちゃ
ひとりで遊んでいるとき手を動かすおもちゃを与えましょう。「頭を良くするおもちゃ」とはどんなおもちゃですか?こどもが【手】を一生懸命手を動かすおもちゃです。手を使って遊ぶおもちゃは、子どもにとっても魅力的です。
身近なもので良いので、子どもが興味を持つものを探してみましょう。- 音がする
- 形がおもしろい
- 動く・回る
手を動かして「ちょっとチャレンジして」遊べるおもちゃ
手で「動かす」「変化させる」ことができるおもちゃ- 積み上げる
- ぴったり合わせる
- 折り曲げる
- 穴に通す
- 形を作る
こんなおもちゃを探してみてください。
子どもが一生懸命「手」を動かせれば、高価でりっぱな玩具である必要はありません。
空き箱などの廃品でも素敵なおもちゃです。手を使う道具
手を使って遊べるようになると、次の段階は「道具」も使えるようになります。
道具は第二の手です。道具を使うことで緊張感がでて集中力も高まります。
集中力を養う良い方法なので、徐々に道具を使わせてあげましょう。-
食事の時
スプーン フォーク コップ はし -
お風呂の時
タオル スポンジ ポンプ おけ 蛇口 -
砂場で
シャベル バケツ じょうろ -
机の上で
クレヨン はさみ セロハンテープ のり ホッチキス 画用紙 折り紙 輪ゴム -
クッキングで
型抜き ナイフ クッキングばさみ トング 竹串
上手に使えるようになると、どんどん手が器用になるので「もっとやりたい」と思うようになるでしょう。安全に遊べるよう見守り、ほめる
「親は手を出さない」が基本です。
せっかく子どもが手を動かして、好きなものを作っているのに、親が口を出しをしたり、手伝ってあげたりするところをよく目にします。
これは子どもの手の発達や、創造性の獲得に一番の障害になります。
子どもが自分で考え、手を使って脳を刺激しているチャンスを奪わないでくださいね。
大人は物作りの環境を整えてあげて、安全な遊び方をしている限りは、そっと見守ってあげましょう。
そして、子どもに「みてみてー!」って言われたら、「すごい!上手ね!」「おもしろい!どうやって作ったの?」と【ほめて】あげてください。
ほめられた子どもはもっとやりたいと、必ず意欲を示します。
人間は知的好奇心・創造性がある動物です。
何かを知りたい、何かを作りたい。そんな瞬間を見逃さず、大切に育ててあげましょう。
出来栄えより、作るプロセスを大切にして、手を使って楽しく物作りをしてみましょう。 -
室内あそび
灼熱の太陽が照りつける真夏。冷たい北風の吹く真冬。毎日雨降りの梅雨時。
この時期は戸外あそびをさせたくても出来ない場合がありますね。
そんな時、無理に外あそびをしないで、室内あそびを楽しみましょう。室内あそびをする時に気をつけるポイント
あそびのスペースはありますか?この時期の子どもたちは、家の中の汚し屋さん。
いつも綺麗にしていたい親にとっては「散らかさないでね」「ここは汚さないでね」などとつい小言を言ってしまいがちです。
小言ばかりだと、子どもはじっくりと遊ぶことができなくなり、楽しくなくなってしまいます。
何をして遊んでもOK!なスペースを確保してあげましょう。
そのスペースに関しては少しぐらい汚しても散らかしても、叱らないようにしましょうね。自由に遊べる環境を整えておくことが大切です。遊び道具は1種類と決めてはいませんか?積み木だけ、人形だけ、と1種類で遊ぶというような発想を子どもはもちません。
積み木で作った家の中に人形をいれる・・テーブルは空き箱で・・と自分の身のまわりにあるものを複数使って、あそびの発想を広げていくはずです。
いらなくなった小さな箱、缶、紙、紙筒などは子どもの発想を広げ、素敵な遊び道具になってくれます。
市販の決まった遊びしかできない玩具より、魅力的かもしれませんね。
また、プラスチックのおもちゃより、「木」「布」「ラバー」の素材は情緒安定をさせるといわれています。音楽は良い遊び?答えはYESです。
音楽にのって歌ったり、体を動かすのは良い遊びのひとつです。
子どもは繰り返しが大好きなので、一定のメロディーやリズムをもっている音楽は、やっぱり大好きなんですね。
遊びに飽きた時や、遊びの集中が切れた時に音楽をかけてみましょう。
幼児向きの音楽にこだわる必要はなく、お父さん、お母さんの好きな音楽で良いのです。かえって、お父さんやお母さんが乗りやすい音楽の方が、子どもも喜びます。
クラッシック音楽も時にはいいですね。
音楽をかけて、親子で一緒に歌ったり、体を動かしたりしてみましょう。
ただ、BGMのように、一日中音楽をかけっぱなしするのは感心しません。雑音になってしまいます。
音楽は時々「OFF」にして、メリハリをつけることが必要です。おもちゃの出し入れがしやすいですか?最後におもちゃの出し入れ、片付けについてです。
自分一人でもおもちゃの出し入れができる環境を整えておきましょう。
「仲間集め」ができるようにするのが、お片づけが上手くいくコツです。
例えば、「ミニカー」「人形」「積み木」「その他ばらばらおもちゃ」などに分けてしまえる専用の入れ物を用意しましょう。
また、親も一緒に楽しく片づけるところを見せてあげると、なお良いですね。 -
雨の日の遊び
詳しく見る梅雨に入ると雨降りがつづき、外遊びができないために親も子どももストレスがたまってしまいますね。
部屋の中は散らかったおもちゃでいっぱい・・・・ 大きな声な声をはりあげる・・・ ドタバタと走り回る・・・ 親子でツンツン、プンプン、こんな関係はよくありませんね。さあ!思い切って雨でも外に出てみましょう
雨も大切な自然物と考えて、積極的に関わってみると案外楽しいものです。
例えば・・・ 長靴を履いて、レインコートを着て、「ピチャピチャ!バシャバシャ!」水たまりを歩いてみましょう。
水が跳ね上がる様子や、水の音や、しぶきがかかった時の水の冷たさなど、「五感」をフル回転させる良いチャンスです。
また、現在はほとんどの道がアスファルトですが、土のある公園で、雨でゆるくなった地面を探してみましょう。
長靴をはいて足で「グニャ!グニャ!」の感触を確かめるのも楽しいですよ。
もちろん足だけでなく、手で触ってみましょう。 雨が葉っぱを伝う様子・雨水がどこを通って流れるか・・・などをジッーとながめて観察力が養いましょう。 この時、子どもだけでなく、お父さんやお母さんも一緒に遊んでみましょう。
きっと童心に戻り、楽しくて、キャッキャッとはしゃいでしまうでしょう。
一緒に遊んだことが親子の共通話題になり、寝る前の素敵なコミニュケーションになること間違いなしです。遊んだ後は…
遊んだ後はよーく手足を洗い、濡れた体を拭いておくことも大切です。
部屋に戻ったら、遊んだこと、雨に濡れた葉っぱのようすなどの絵を描いてみることをおすすめします。
また、どんちゃかの3歳の授業にある、大・中・小(テーマ:「比較」)のてるてる坊主を作ってみるのもおもしろいですよ。
『雨』と仲良くなって、楽しい梅雨どきをお過ごしください。パズルであそぼう
パズルはおすすめの玩具の一つ
良い遊具・玩具として「パズル」があげられます。
どうして良いのかというと、あたま(脳)をたくさん使うからです。
パズルの良さは「つくり出す力」・「よく考える力」・「判断する力」・「よく見る力」・「集中をする力」・「手を動かす力」・「最後までやり通す力」・「色や形を認識する力」など、たーくさんの力が身につきます。すごいですね!
特に幼児は全体を見ることが苦手です。
パズルで遊ぶと、全体を隅ずみまでよく見て、色々な角度からものを観ることを学んでいく力がついていくんですね。
パズルなんてまだ難しいんじゃないか、ピースをすぐに失くしてしまうんじゃないかなんて心配せず、どんどん遊んでみましょう。
子どもの年齢や興味に合わせて、難易度を変えれば1歳からでも遊べますよ。
手作りパズルを作ろう
身の回りのものでパズルは簡単に作れます。
わが子のお気に入りのパズルを作ってみませんか?-
大きめの絵を準備する
いらなくなった絵本や大人が絵を描いてあげても良い(少し厚みのある紙でカラフルな絵を) - 形をくりぬく(絵の形に関係なく切る)
- 年齢・能力によりピースに切り分ける(2ピースから、子どもの能力により数をきめる)
好きなキャラクター(アンパンマン・キティちゃん・のりもの・どうぶつなど)の絵がパズルになったら楽しいですね。
まずは2ピースから始めます。むずかしすぎると、すぐ飽きてしまい興味をなくしてしまいます。
パズル遊びが楽しい!と感じて、好きになってもらいましょう。おかあさん・おとうさんもいっしょに遊ぶ
キーワードは「くる・くる・くる!」「ピッタンコ!」です。
ピースは回転させて向きを変えたり、ぴったり合う場所を見つけなければならないので最初のうちは見守ってくださいね。
子どもがSOSを出したり、行き詰っているようなら「くるくるくるくるぴったんこ!」と唱えながらピースを合わせて見せてあげましょう。
完成したら、おおいに褒めて「達成感」を味あわせてあげてくださいね。リズムであそぼう
乳幼児は音の出るものにとても興味や関心を示しますし、大好きですよね。
簡単に手作りの楽器を作って、音を出しながらお父さんお母さんとあそんでみましょう。
楽しくあそびながら「リズム感・表現力」を養えて一石二鳥ですね。
マラカスづくり その1(生後4~6ヶ月頃から)
用意するもの・・- 乳酸飲料のボトル
- 乾燥した豆類(大豆・あずきなど)・米・乾燥したマカロニ・小さな鈴
- ラップ
- 輪ゴム
つくりかた・・- 乳酸飲料のボトルをきれいに洗って乾かした後、豆や米やマカロニなどを少し入れる
- 何重かにしたラップでふたをして、輪ゴムできっちりとめる。
あそびかた・・- 子どもの前に置き、転がして出る音を楽しむ。
- 手で持てるようになったら、持って振り、音を楽しむ。
- オルゴールやCDと一緒に振って鳴らしてみる。(大人も一緒に!)
音が出るおもちゃによる育脳への効果(4カ月~)- 「マラカスを振ると音が出る」の因果関係を知る。
- 中に入っている材料によって音の違いを楽しむ。
- お父さん・お母さんとのコミュニケーションを楽しむ。
マラカスづくり その2(1歳~2歳ごろ)
用意するもの・・- 乳酸飲料のボトル2本
- 乾燥豆やマカロニなど
- ビニールテープ
つくりかた・・- 乳酸飲料のボトルを2個用意し、片方に豆やマカロニを入れ、もう片方と口と口を合わせる。
- つなぎ目をビニールテープでとめる。
あそびかた・・- 子どもの好きな音楽をBGMにして、お母さんやお父さんと一緒にマラカスを鳴らしながら、自由に体を動かしたり、踊ったりする。
音が出るおもちゃによる育脳への効果(1歳~)- 音楽に合わせて自由にからだを動かすことで、音楽を抵抗なく楽しむことができる。
- 感情の表現や自己表現がじょうずにできるようになる。