子育てのヒント
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雨の日の遊び
詳しく見る梅雨に入ると雨降りがつづき、外遊びができないために親も子どももストレスがたまってしまいますね。
部屋の中は散らかったおもちゃでいっぱい・・・・ 大きな声な声をはりあげる・・・ ドタバタと走り回る・・・ 親子でツンツン、プンプン、こんな関係はよくありませんね。さあ!思い切って雨でも外に出てみましょう
雨も大切な自然物と考えて、積極的に関わってみると案外楽しいものです。
例えば・・・ 長靴を履いて、レインコートを着て、「ピチャピチャ!バシャバシャ!」水たまりを歩いてみましょう。
水が跳ね上がる様子や、水の音や、しぶきがかかった時の水の冷たさなど、「五感」をフル回転させる良いチャンスです。
また、現在はほとんどの道がアスファルトですが、土のある公園で、雨でゆるくなった地面を探してみましょう。
長靴をはいて足で「グニャ!グニャ!」の感触を確かめるのも楽しいですよ。
もちろん足だけでなく、手で触ってみましょう。 雨が葉っぱを伝う様子・雨水がどこを通って流れるか・・・などをジッーとながめて観察力が養いましょう。 この時、子どもだけでなく、お父さんやお母さんも一緒に遊んでみましょう。
きっと童心に戻り、楽しくて、キャッキャッとはしゃいでしまうでしょう。
一緒に遊んだことが親子の共通話題になり、寝る前の素敵なコミニュケーションになること間違いなしです。遊んだ後は…
遊んだ後はよーく手足を洗い、濡れた体を拭いておくことも大切です。
部屋に戻ったら、遊んだこと、雨に濡れた葉っぱのようすなどの絵を描いてみることをおすすめします。
また、どんちゃかの3歳の授業にある、大・中・小(テーマ:「比較」)のてるてる坊主を作ってみるのもおもしろいですよ。
『雨』と仲良くなって、楽しい梅雨どきをお過ごしください。パズルであそぼう
パズルはおすすめの玩具の一つ
良い遊具・玩具として「パズル」があげられます。
どうして良いのかというと、あたま(脳)をたくさん使うからです。
パズルの良さは「つくり出す力」・「よく考える力」・「判断する力」・「よく見る力」・「集中をする力」・「手を動かす力」・「最後までやり通す力」・「色や形を認識する力」など、たーくさんの力が身につきます。すごいですね!
特に幼児は全体を見ることが苦手です。
パズルで遊ぶと、全体を隅ずみまでよく見て、色々な角度からものを観ることを学んでいく力がついていくんですね。
パズルなんてまだ難しいんじゃないか、ピースをすぐに失くしてしまうんじゃないかなんて心配せず、どんどん遊んでみましょう。
子どもの年齢や興味に合わせて、難易度を変えれば1歳からでも遊べますよ。
手作りパズルを作ろう
身の回りのものでパズルは簡単に作れます。
わが子のお気に入りのパズルを作ってみませんか?-
大きめの絵を準備する
いらなくなった絵本や大人が絵を描いてあげても良い(少し厚みのある紙でカラフルな絵を) - 形をくりぬく(絵の形に関係なく切る)
- 年齢・能力によりピースに切り分ける(2ピースから、子どもの能力により数をきめる)
好きなキャラクター(アンパンマン・キティちゃん・のりもの・どうぶつなど)の絵がパズルになったら楽しいですね。
まずは2ピースから始めます。むずかしすぎると、すぐ飽きてしまい興味をなくしてしまいます。
パズル遊びが楽しい!と感じて、好きになってもらいましょう。おかあさん・おとうさんもいっしょに遊ぶ
キーワードは「くる・くる・くる!」「ピッタンコ!」です。
ピースは回転させて向きを変えたり、ぴったり合う場所を見つけなければならないので最初のうちは見守ってくださいね。
子どもがSOSを出したり、行き詰っているようなら「くるくるくるくるぴったんこ!」と唱えながらピースを合わせて見せてあげましょう。
完成したら、おおいに褒めて「達成感」を味あわせてあげてくださいね。食べ物をグチャグチャにしてしまう
食事の時、食べ物をグチャグチャにしてしまい、困っているとよく相談を受けます。
グチャグチャにする場合には二通りあります。■自分で食べたい気持ちがある
大人はどうしても汚れるからと手を出したり、食べさせたりしてしまいがちですが、いつまでも食べさせてあげていては「自立の芽」が育ちません。
自分で食べたがっている様子がみられたら、それは成長の証なので、むしろ大人は賛助してあげましょう。
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少々汚れても良いように準備して、叱らないで済む環境にする
- 食事の前にあらかじめテーブルの下にビニールを敷く
- ビニールのエプロンをかける
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道具は成長に合わせたものを用意する
- 手を使っても大丈夫なように、食事の前に良く手を洗う
- フォーク・スプーンは子どもが好きなもの・使いやすいものから使う
道具は使えば使うほど上手になるので、こぼしても積極的に使わせてあげましょう。
繰り返し使っていくうちにこぼさないで食べられるようになってきます。楽しみに待っていてくださいね。
■食べながら遊んでしまう
食べずに遊んでしまうときは、ほとんどの場合、おなかがいっぱいだからです。
食べたい様子がなければ、早めに「ごちそうさま」をして片づけましょう。
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テーブルの前に15~20分位着席していて食べずに遊んでいる
「せっかく作ったのに」という思いがあり残さず食べてほしいですが、おいしく食べられる時間はまたすぐにくるので、すぐに片づけるようにしましょう。 -
食べ物をおもちゃにして遊んでしまう
食べ物の感触はいつものおもちゃと違うので、遊ぶことがクセになってしまうこともあります。食べ物は遊ぶものではありません、と繰り返し教え、この場合もすぐに片づけるようにしましょう。 -
食事に集中できない
お父さん・お母さんもゆっくり食事ができていますか?食事をする子どもの目の前で大人が動き回っていると子どもが食事に集中できません。ひとりで食べていると、つまらなくなって遊びだしてしまう場合もあります。子どもと一緒に食べて、おいしいねと会話しながら食事の時間を楽しんでくださいね。
リズムであそぼう
乳幼児は音の出るものにとても興味や関心を示しますし、大好きですよね。
簡単に手作りの楽器を作って、音を出しながらお父さんお母さんとあそんでみましょう。
楽しくあそびながら「リズム感・表現力」を養えて一石二鳥ですね。
マラカスづくり その1(生後4~6ヶ月頃から)
用意するもの・・- 乳酸飲料のボトル
- 乾燥した豆類(大豆・あずきなど)・米・乾燥したマカロニ・小さな鈴
- ラップ
- 輪ゴム
つくりかた・・- 乳酸飲料のボトルをきれいに洗って乾かした後、豆や米やマカロニなどを少し入れる
- 何重かにしたラップでふたをして、輪ゴムできっちりとめる。
あそびかた・・- 子どもの前に置き、転がして出る音を楽しむ。
- 手で持てるようになったら、持って振り、音を楽しむ。
- オルゴールやCDと一緒に振って鳴らしてみる。(大人も一緒に!)
音が出るおもちゃによる育脳への効果(4カ月~)- 「マラカスを振ると音が出る」の因果関係を知る。
- 中に入っている材料によって音の違いを楽しむ。
- お父さん・お母さんとのコミュニケーションを楽しむ。
マラカスづくり その2(1歳~2歳ごろ)
用意するもの・・- 乳酸飲料のボトル2本
- 乾燥豆やマカロニなど
- ビニールテープ
つくりかた・・- 乳酸飲料のボトルを2個用意し、片方に豆やマカロニを入れ、もう片方と口と口を合わせる。
- つなぎ目をビニールテープでとめる。
あそびかた・・- 子どもの好きな音楽をBGMにして、お母さんやお父さんと一緒にマラカスを鳴らしながら、自由に体を動かしたり、踊ったりする。
音が出るおもちゃによる育脳への効果(1歳~)- 音楽に合わせて自由にからだを動かすことで、音楽を抵抗なく楽しむことができる。
- 感情の表現や自己表現がじょうずにできるようになる。
ボールであそぼう – 1歳編
1歳頃の子どもは、とにかく動くものが大好きです。
加えてこの時期は、自分と外の世界とのつながりや関係を作っていく時期なんですね。
お父さんやお母さんとのボールあそびは、「親子のいい関係」をつくるとても良い遊びなので、ポイントを押さえて楽しく遊んでみましょう。ボールあそびの準備
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市販のボール
* いろいろな「大きさ」「硬さ」「色」「材質」が違うもの。
* 材質―スポンジ・ビニール・プラスチック(ピンポンボール)・ゴム -
手作りのボール
* 布やタオル地ボール(袋状の中に紙や布や豆を入れる)・カプセルおもちゃの空き容器ボール(中に細かいものを入れて音を楽しむ)など
遊び方
この時期は模倣期なので、大人が遊ぶ姿を子どもに見せましょう。
すぐに真似をしたがりますよ。
まずは、大人が楽しそうに遊んで見せましょう。
その後すぐに、子どもに向かってやさしくボールを転がしてみます。
子どももボールを転がせるようになったら、キャッチボールができますね。
遊び方は自由です。いろいろ考えて工夫をしてみましょう。
バウンドさせてキャッチ、箱を使って玉入れ、的当てなどもよいですね。
「コミュニケーション」が大切な時期なので、ボールあそびは親子のコミュニケーションにもとても良いです。楽しく遊んでくださいね。ボールで遊ぶときの声がけ
遊ぶときにはたくさん声がけしましょう。
遊びの中でたくさんの言葉を聞いて『五感』の刺激を受けることは、この頃の子どもにとってとても大切な経験です。-
子どもの名前を呼ぶ
「○○ちゃん、ボールがいくよー!」や「○○ちゃん、ボールをコロコロころがしてね」、「○○ちゃんじょうず!じょうず!」など -
ボールを触った感覚を言葉にしてみる
「柔らかいね」「硬いね」「ざらざらしているね」「つるつるしているね」「ふわふわしているね」「重いね」「軽いね」 -
ボールの動きを言葉にして観察させる
「よーく見ててね」と言って、動くボールを追って見る(追視をさせる)
ものをよく見る習慣がつき、「集中力」がつきますよ
ハサミで遊ぼう – Ⅱ
はさみ上手になるステップ
どんな道具でも使い方にはステップがあります。
ハサミもこのステップを繰り返すことで上手に使えるようになります。
ハサミは生活の中で日常的に使われる道具ですから、幼いときから十分に使いこなせるようになると手の巧緻性が高まり、創作意欲もわいてきますよ。
ステップⅠ(2歳児)はじめはハサミを使うコツを教えましょう。(Ⅰ-①で紹介)- ハリがあって持ちやすい紙のテープ(画用紙や葉書の硬さ・幅2㎝くらいの帯状)を用意します。
- これを端からチョキッと切り落とします。
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ハサミの開閉に慣れるために、これを繰り返し、何回もやってみましょう。
子どもの手元に注意しながら大人も一緒にやって見せてあげてくださいね。
ステップⅡ(3歳児)次に紙を長く切る練習です。- ハサミの刃元で切り、刃先まで閉じないで、繰り返し開いてまっすぐ前に切り進みます。
- ハサミは大きく開いてから進めます。
- 続けて長く切ることを繰り返し練習してみましょう。
ステップⅢ(4歳児))いろいろな切り方を練習します。-
ハサミを止めて方向を変えながら切る(ジグザグ切り)練習
紙を持つ手を持ち替えて切るのがコツです。 -
曲線を切る練習
前へ切り進ませ、持つ紙の方を動かします。 -
円を切る練習
円の線を描いておきます。
ジグザグ、曲線と同じように、紙の方を持ち替えて回しながら切ります。
ステップⅣ(5歳児)応用編です。思い通りの形に切る楽しさを味わいましょう。- 紙に描いた線の通りに切る練習
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山型(△)の形に切り落とす練習
(角をしっかり尖らせるにはどう切ればよいでしょうか?) -
絵を切り抜く
大きい紙の場合は、すぐに形を切ろうとせず、絵の輪郭をだいたい切ってから、あらためてじっくり線に沿って切ると切りやすくなります。
慣れてきたらあまり細かく助言しすぎないようにして、ハサミを楽しく使ってくださいね。ハサミで遊ぼう – Ⅰ
ハサミは2歳くらいから持たせることができます。
落ちついて大人の話を聞くことができ、やっても良いこと、あぶないことが分かるようになったら、子どもの様子を見ながら、ハサミを使う練習を始めてみましょう。よいハサミは切れるハサミ―①
子どもに初めて持たせるハサミは、よく切れるハサミが良いでしょう。
ハサミはよく切れるからおもしろいのです。
手がまだ自由に動かせないからこそ、「切れる」楽しさから「もっとやりたい」気持ちを呼び起こしてあげたいですね。
おもちゃのようなハサミはビス(支点)がグラグラしていたり、プラスチック製だとそもそも大人でも上手く切れない場合が多く、楽しくない上にかえって危険です。よいハサミは子ども手にぴったりのハサミ―②
右利き用、左利き用はきちんと使い分けてあげましょう。
柄の小さい方の穴に親指、大きい方の穴に人差し指、中指、薬指の3本を入れてぴったり穴が埋まると、ハサミが固定して切りやすいです。
穴が大きくブカブカな場合は、布を巻いて穴をぴったりに調節するとよいでしょう。
きつ過ぎないこと、ゆる過ぎないことが大切です。
子どもの手の大きさは成長に伴い大きくなるので、ぴったりしたサイズのものをその都度買い換えてあげましょう。安全なハサミ―③
上記に書いたように、子どもの手に合ったもので、刃先が丸く安全な子ども用のハサミを選んでください。
また、扱い方も最初に教えましょう。
ハサミのさやがある場合は、使い終わったら必ずさやに入れること。
ハサミの受渡しには、閉じた刃の方を持ち、柄を相手に向けて渡す習慣を身につけましょう。はさみの正しい使い方―④
ハサミを上手に扱えるようになるためには、正しい使い方をはじめから習慣づける必要があります。
悪い癖がついてしまうと、直すのも苦労しますし、なかなか上手にならずハサミを使うのが嫌いになってしまいますよ。 ハサミを使うときの正しい姿勢と使い方
- ハサミを使うときは必ず座る
- 体の正面でハサミを持つ
- わきを締めてハサミを持つ(わきを閉めないとハサミが横向きになってしまう)
- ハサミを体に対して垂直に固定させて持つ
- なるべくハサミの奥を使う
- まっすぐ切り進む時は、刃先までしめきらず、すぐにハサミを開いて切り進める ※以上が基本です。次回は上手になるステップを紹介します。
チック症
チック症とは
チック症とは、本人の意思とは関係なく、突然声を発したり不規則に体が動いたりする不随意運動による脳神経の病気のことです。
4歳以降の5人に1人は、なんらかの症状がみられるといわれています。
多くは軽いものであり、1年以内に自然と症状がなくなるケースがほとんどで、病気と診断されることはまれです。
女児に比べて2~3倍男児に多くみられる傾向があり、10~12歳の頃に最も症状が激しくなるといわれています。
チック症は運動チックと音声チックに大別され、それぞれ単純性と複雑性に分けられます。
その中で、症状が1年以内に消失するものを一過性チック、運動か音声のいずれかが1年以上続くものを慢性チック、両者が1年以上続くものをトゥレット症候群といいます。運動チック
◆単純性- まばたきが多い/目をぱちぱちさせる/白目をむく
- 首を左右上下に振るなど、首を曲げる
- 顔をしかめる/鼻をならす・ひくひくする
- 口を曲げる/舌を出す
◆複雑性- 身体をのけぞらせる
- 匂いを執拗に嗅ぐ
- 腕を振る・回す・屈伸
- 手を叩く/物や人を蹴ったり叩いたりする
音声チック
◆単純性- 風邪でもないのに咳払いや咳をする
- 必要以上に鼻をクンクン鳴らす
- 舌を鳴らす
- 「アッアッ」「ん、ん」など声を出す
◆複雑性- 同じことを大声で何度も繰り返す
- 不謹慎な言葉や汚い言葉・わいせつな言葉を発する
- 他人の言葉をオウム返しする
- 自分が言った言葉を繰り返して言う
チック症の原因
チック症の原因は、根本的にはまだ解明されていません。
家系内で多くみられる傾向があり、遺伝的な要因が関与していることが考えられています。
別の病気や感染症が誘因になると考える研究者もいますが、明確なことは分かっておらず、現時点でもまだ研究途上の病気であるといえます。チック症の治療・対処法
チック症は、周囲の人には特異な動きをしているように見えても、本人は意図してやっているわけではありません。
そのため、罰を与えたり、行動を制限したりすることは意味がないばかりか、むしろ症状を悪化させることがあり悪影響です。
症状が軽度であれば、心配する必要はないと安心させることが最善の治療になる場合が多く、家族が病気を理解し、学校の先生や友達にも病気について説明し理解が得られているのであれば、治療は行われないことがほとんどです。
具体的な治療が必要な場合には、行動療法や投薬による治療も選択肢にあるようなので、まずは気になることがあれば早めに医師に相談しましょう。
いずれにしても、適切な対応を周囲の大人が理解して、子どもが安心して過ごせる環境を作ってあげることがとても大切です。頭を打った
子どもは家の中で家具にぶつける、階段から落ちる、台から落ちる、などして頭を打つことがよくあります。 戸外では走って転んだり、公園のブランンコや滑り台から落ちて頭を打つことがあります。 また、親の不注意でベビーカーから落ちたり、抱っこヒモからすり抜け落ちて頭を打つ事故もあります。子どもがよく頭を打つ原因
①大人より頭が大きいのでバランスが取りにくく転びやすい ②遊びに夢中になる特性があり注意が散漫になるので物にぶつかることがある ③大人より視野が狭いので広範囲の物、事柄が視野に入らない ●よく頭を打つ〈年齢別原因・場所〉例 [0歳~5ヶ月]ベッド、ソファー、ベビーベッドからの転落 [6ヶ月~4歳]階段からの転落 [5歳~9歳]自転車、ブランコ、鉄棒、滑り台、ジャングルジムによる事故 ★様子がおかしい時はすぐに病院へ行きましょう。頭を打ったら…確認!把握しておきましょう
★病院で受診する時、医師にきちんと説明できるように把握しメモしておきましょう。 ・どういう状態で頭を打ったのか ・頭のどの部分を打ったのか要注意!必ず病院へ行き、診察を受ける場合
【チェックすること】 □ 出血がある □ 頭を打った後ぼうっとして反応が鈍い □ 2回以上何度も吐く □ 顔色が悪い □ 打ったところがへこんでいる □ 打ったところがブヨブヨしている □ 食欲がない(乳児であればミルクの飲みが悪い) □ 強く頭痛を訴える □ 歩けないほど麻痺(しびれ)がある □ 頭を打った時から数日後に異常が出たすぐに救急車を呼ぶ場合
【チェックすること】 □ 意識がない ①仰向けに寝かせる ②呼吸が弱い時は頭をそらせ、アゴを持ち上げて、気道を広げる ③頭を横に向ける 以上のことをして、救急車の到着を待つ。 □ けいれんを起こした □ 視線が合わない □ 反応がない □ ウトウトしていて目を覚まさない □ 出血がひどい(体を動かさず救急車を呼ぶ) □ 鼻・耳から血が混ざった透明液が出ている □ 様子がおかしく、普段と違う □ ショック状態になった 〈ショック状態〉 ・意識がもうろうとしている ・呼吸が苦しそう ・不規則な呼吸をしている ・顔色が悪い ・脈が弱い ★毛布やバスタオルで体をくるみ、静かに寝かせて救急車の来るのを待ちましょう心配がない場合
□ すぐ大声で泣く □ 痛がっている □ 顔色が良い □ 機嫌がよい □ コブができただけ(★コブができたときは、冷たいタオル・冷却剤で冷やす) □ 打った後に一度吐いたが、元気に遊んでいる □ 頭を打った後、普段と変わりなく遊んでいる ★大事にになることはあまりありませんが、油断は禁物です。 ★24時間は子どもの様子を注意深く観察をしましょう何科に行けばいいでしょうか?
→小児科へ ★意識がない・嘔吐を何度も繰り返す・麻痺がある・外傷が大きい・多量出血 →脳神経外科へこんな時どう対処したらいいでしょう?
Q:翌日に嘔吐しました A:頭の内部で軽度の出血の可能性があるので、病院へ行きましょう Q:頭を打った後よく寝ます。心配です。 A:痛かったショックや泣いたりして疲れたのでしょう。 ★但し、呼吸の乱れはないか?途切れていないか?を観察しておきましょう。この場合は病院へ行きましょう。 Q:後遺症が心配です A:頭を強く打った後、運動機能(手足の動きがおかしい)、言語機能(話し方がおかしい)場合は病院で受診しましょう。 ◎子どもは症状を上手にことばで表現できません。 頭を打った後、親は子どもの様子をよく観察することが大切です。 メモ等して受診をした時に医師に伝えられるようにしておくことが肝心です。
トイレトレーニング
どんちゃか幼児教室の面談で一番多い質問は、「トイレトレーニング」についてです。なんでトイレトレーニングが必要なの?
①トイレ自立は、社会の一員としての自覚につながるからです。 ②トイレトレーニングは知的発達につながるからです。 (脳が排泄コントロールをするようになる) ③良い習慣づけのひとつだからです。
④成長の一歩で、自分でできるようになると自己肯定をし、自己コントロール力がついて自信につながるからです。いつから始めたらいいの?
2歳のお誕生日前後頃を目安にトイレトレーニングを始めるといいでしょう。 ただし、個人差がおおきく、スムースに成功する子もいれば、時間がかかる子もいます。 スムースに成功させるためには、2歳になる前から事前のウォーミングアップが必要です。
トイレトレーニングを開始するタイミング 【準備ができているか、サインがあります。】 ・歩行ができる ・お座りがしっかりできる ・おしっこをする間隔が空いて長くなる ・ことばで意志が伝えられる(「うん」「はい」「いや」などが言える) 【チェックしてみましょう!】 □ 1 トイレまでひとりで行ける □ 2 おまるや便座ににしっかりした姿勢で座っていられる □ 3 大人の問いかけに「うん」や「イヤ」が答えられる □ 4 おしっこの間隔が2時間以上空いている □ 5 自分の気持ちを伝えることができる(例:「ちょうだい」「○○してほしい」など) □ 6 大人の真似ができる どうでしたか? 1~4までができていればスムーズにトイレトレーニングが開始できるでしょう。 *個人差があります。 *ひとりひとりに合わせて開始時期を決めましょう。 その他、大人側の条件としてチェックしてみましょう。 □ 1 トイレトレーニングにじっくり付き合う時間と精神的な余裕がある。 □ 2 イヤイヤ期ではない。子どもとの関係が安定しているときがトイレトレーニング開始のいい時期なので「いやいや期」は避けた方がスムーズにいくでしょう。トイレトレーニングを始める季節はいつがいいでしょうか?
*春~夏 〈理由〉 ・春から夏の季節は薄着になるのでパンツやズボンがすぐ脱げる ・洗濯物が乾きやすいので、負担が少ない *季節が春~夏であっても子どもの興味がない時は止めましょう。保育園や幼稚園でのトイレトレーニングはいつから?
【保育園の場合】 保育園のペースに合わせてトイレトレーニングをするとよいでしょう。 保育園の保育士はトイレトレーニングのプロです。 家庭でも保育園のペースに合わせて同じようにしましょう。 〈注意〉 ・すべてを保育園任せにしないで、保育士と連絡を蜜に取りましょう。 ・トイレトレーニングを始めたら、家庭のトイレを保育園のトイレと同じように飾りつけをすると子どもは安心します。 ・家庭で成功したら、おおいに褒めましょう。 【幼稚園の場合】 幼稚園からは入園の条件として「入園前にトイレに行けるようにしておいてください」と言われます。 しかし、3年保育の早生まれの場合などはまだトイレトレーニングが完成されていません。 *無理な場合は幼稚園と協力しながらよく連絡をとりながらトイレトレーニングを進めていきましょう。どのように教えたらいいの?
2歳になる前からにウォーミングアップ・・・ ①「おしりが濡れていると気持ちがわるいね」 「おしりをきれいにすると気持ちがいいね」などの言葉をかけ、 おしりに対する〈五感〉を意識づけましょう。 ②トイレに一緒に行って「チィー」と声をかけたり、実際に行う真似をしてみましょう。 (可愛いおまるを使用してもよいです) 2歳前後から・・・ ① おしっこが出ても出なくても、時間を決めてトイレに座ってみましょう。 ② おしっこが出たら、おおいにほめてあげましょう。 ③ 脱ぎ着のし易い〈夏〉がトイレトレーニングを始めるチャンスです。
トレーニングを進めていく方法 最初に「排泄とはどういうことなのか」を知らせることから始めましょう。 ・ごはんを食べること、着替えることなどは目で見えることなので分かり易いですが、排泄することは見えないので子どもには理解しにくいことです。 ・家のひと(親)がトイレに行くのを見せる ・ペットの排泄を見せる 【ステップⅠ】 ①「排泄=トイレ」という意識がでてきた ②オムツをチェックし、排泄の間隔を知る⇒2時間以上空いていれば次のステップへいく ③おまるやトイレに誘ってみる ④便座に座らせてみる⇒*座れたら、座れたたことをおおいに褒めましょう。 *無理に座らせるのはやめましょう ⑤パンツに切り替える 【ステップⅡ】 ―トイレ(おまる)に行って便座に座ってみる― 〈おまるの場合の注意〉 ・足が床にしっか着く ・1歳代はおまるの方がいい ・トイレを嫌がる場合はおまるにする 〈補助便座の場合〉 一連の動作 ①トイレに入る ②便座に座る ③紙で拭く ④水を流す *トイレで排泄をしてくれると、手間が省ける。 【ステップⅢ】 ―生活リズムに合わせて一日に何度かトイレに行くように誘う― ・食事の前後 ・出かける前 ・起床の直後 ・寝る前 などのタイミングでトイレに誘う 【ステップⅣ】 ―自分で言える― ・親は「おしっこ出たね」「うんち出たね」など言葉で表現する ・子どもも真似をして「おしっこ出た!」と言う *トイレで排泄ができた時、言葉で「おしっこ出た」と言えた時は大いに褒めましょう。 〈お勧めグッズ〉 ・キャラクターパンツ ・ごほうびシール+カレンダー 【ステップⅤ】 ―昼間、家でパンツをはく― ・パンツにおしっこをしてしまった⇒「気持ちが悪い」と感じる ・トイレでおしっこをしたい⇒トイレに行こうとする *たぶん何度も失敗を繰り返すでしょう。 しかし叱らないでおおらかな気持ちで接してください。 【ステップⅥ】 ―外出時・夜の排尿時にオムツを外す― 外出時の注意 ・失敗しても大丈夫なところでチャレンジ〈公園〉〈児童館〉してみる ・子ども用のトイレがあるところをチェックしておき外出する ・脱ぎ着がしやすい服装で出かける ・着替えは多めに持っていく 夜(身体の成長が必要) ・朝までのおしっこが貯められるくらいの膀胱になっているか *夜「抗利尿ホルモン」が十分に分泌されるようになるのは10歳くらいと言われているどうして失敗ばかりするの?
トイレトレーニングに失敗はつきものです。 ほとんどの場合、何度も何度も失敗を繰り返し、成功するまで長い時間かかるものです。 親も気を長くもち、あせらずに「失敗するのが当たり前」と思ってつきあいましょう。
叱ってもいいの?
「絶対に叱らない」のが鉄則です。こんな言葉はNG!です。「ダメね!」「また失敗したの!」「あーあっ!もう大変!」
楽しくする方法は?
トイレを「好きな場所」にすることが大切です。 トイレの環境づくりのヒント・好きなキャラクタ―の絵を貼る ・ 子どもの好きな音楽をながす ・ 成功した時に好きなシールやスタンプを貼ったり、押したりする トイレに関する「絵本」を読んであげる。
《その他の注意》- トイレトレーニングをしたばかりに親子関係が悪くならないように気をつけましょう。
- 他の子と比較しないように子どものペースでしましょう。
- 逆戻り現象があります(下の子が生まれた時・・・自分も赤ちゃんになってお母さんにかまって欲しい時)うまくトイレトレーニングが進まないときは、一時中止をしてあせらずに再チャレンジしましょう。
- 親があまり意気込まずに取り組みましょう。
- いろいろなトイレに慣れるために、親戚の家・友だちの家・デパートなどでも経験をしてみましょう。