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子育てのヒント

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  • けんか

    2021.09.18 (土)

    けんかは一種のコミュニケーション

    友だちに興味を示し、友だちと遊ぶようになるとけんかをすることが多くなってきます。
    「子どもの遊びにはけんかはつきもの」なんですね。
    自分の気持ちを言葉で相手にうまく伝えることができず、気持ちをコントロールすることができないと「けんか」が発生します。
    ただ、子どもはけんかを繰り返しながら、友だちを思いやる心が育ったり、気持ちの自己コントロールができるようになっていきます。
    子どもはけんかを通して成長するものなので、けんかは一種のコミュニケーションと考えましょう。

    けんかの対処のしかた

    周囲の大人は、基本的には間に入って「仲裁」したり、「禁止」する必要はありません。
    なぜかというと、けんかを繰り返しながら、お互いに解決方法を見出していくはずだからです。
    周りの大人は、けがの危険がないように注意しながら見守ってください。

    どんな時にけんかはおきる?

    年齢や発達の過程でけんかの様子も変わってきます。
    • 友だちに乱暴をする
      (ことばが未発達な時期は手がでてしまう)
    • 遊具・おもちゃの取り合い
      (2~3歳頃から「自分のもの」を意識するようになる)
    • 自分の使っていた遊具・おもちゃを友だちに貸せない
    • 順番が守れない
      (「順番」が理解できるようになるのは3~4歳以降)

    思いやりを育てよう

    年齢が低ければ低いほど、けんかの原因は「物の取り合い」が多いのもです。
    「○○ちゃんがわたしのオモチャを取った!」
    「○○ちゃんがオモチャを貸してくれない~!」
    このようなときの素敵なキーワードがあります。 それは・・・
    「かして」(「入れて」)
    「どうぞ」
    「ありがとう」
    大人も一緒に言って練習してみましょう。
    けんかを通して、泣いてしまった子への思いやりや、悪い事をしてしまったな、と思う気持ちを育てていきましょう。
    「けんかはダメ!」と最初から頭ごなしに叱るのでは、いつまでたっても思いやりの心は育ちません。
    たとえけんかが起こっても、子ども自身が「友だちに接したい」という気持ちが大切です。
    けんかは子どもが社会性を育む良いチャンスです。
    けんかのあとに話をよく聞いてみると、子どもの成長した一面を知ることができますよ。

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