子育てのヒント
どんちゃか幼児教室 > ブログ > 子育てのヒント > 手を使おう
-
手を使おう
手を使うと頭の良い刺激に
手を動かすと、
筋肉→神経→脳
という順に脳に刺激が伝わります。
幼児期に脳の構造の90%が育つと言われていますので、手をできるだけ使うように意識したいですね。
また、幼児期に大切な「五感」を刺激し、鍛えるという点でいうと、視覚(目)・聴覚(耳)・味覚(口)・嗅覚(鼻)は無意識のうちに刺激されますが、触覚(手)は意識しないと刺激できません。
我が子の手はよく動いていますか?普段から手をしっかり使っていますか? 親は我が子の手が動いているかどうかを、よくチェックしてみましょう。
手を動かすおもちゃ
ひとりで遊んでいるとき手を動かすおもちゃを与えましょう。「頭を良くするおもちゃ」とはどんなおもちゃですか?こどもが【手】を一生懸命手を動かすおもちゃです。手を使って遊ぶおもちゃは、子どもにとっても魅力的です。
身近なもので良いので、子どもが興味を持つものを探してみましょう。- 音がする
- 形がおもしろい
- 動く・回る
手を動かして「ちょっとチャレンジして」遊べるおもちゃ
手で「動かす」「変化させる」ことができるおもちゃ- 積み上げる
- ぴったり合わせる
- 折り曲げる
- 穴に通す
- 形を作る
こんなおもちゃを探してみてください。
子どもが一生懸命「手」を動かせれば、高価でりっぱな玩具である必要はありません。
空き箱などの廃品でも素敵なおもちゃです。手を使う道具
手を使って遊べるようになると、次の段階は「道具」も使えるようになります。
道具は第二の手です。道具を使うことで緊張感がでて集中力も高まります。
集中力を養う良い方法なので、徐々に道具を使わせてあげましょう。-
食事の時
スプーン フォーク コップ はし -
お風呂の時
タオル スポンジ ポンプ おけ 蛇口 -
砂場で
シャベル バケツ じょうろ -
机の上で
クレヨン はさみ セロハンテープ のり ホッチキス 画用紙 折り紙 輪ゴム -
クッキングで
型抜き ナイフ クッキングばさみ トング 竹串
上手に使えるようになると、どんどん手が器用になるので「もっとやりたい」と思うようになるでしょう。安全に遊べるよう見守り、ほめる
「親は手を出さない」が基本です。
せっかく子どもが手を動かして、好きなものを作っているのに、親が口を出しをしたり、手伝ってあげたりするところをよく目にします。
これは子どもの手の発達や、創造性の獲得に一番の障害になります。
子どもが自分で考え、手を使って脳を刺激しているチャンスを奪わないでくださいね。
大人は物作りの環境を整えてあげて、安全な遊び方をしている限りは、そっと見守ってあげましょう。
そして、子どもに「みてみてー!」って言われたら、「すごい!上手ね!」「おもしろい!どうやって作ったの?」と【ほめて】あげてください。
ほめられた子どもはもっとやりたいと、必ず意欲を示します。
人間は知的好奇心・創造性がある動物です。
何かを知りたい、何かを作りたい。そんな瞬間を見逃さず、大切に育ててあげましょう。
出来栄えより、作るプロセスを大切にして、手を使って楽しく物作りをしてみましょう。