子育てのヒント
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噛むことの効能
よく噛むことは健康に良い
「ご飯はよく噛んで食べなさい」と子どもの頃に教えられたことがある人は多いと思います。
噛むことが健康に良いことはみなさんご存じのことと思いますが、食事における「噛む」ことの効能について、改めてご紹介いたします。身体的効果- 噛むことで唾液が分泌され、口腔内で清潔さを保ち、持続的な抗菌効果が得られる
- 唾液成分が食物の消化を促進し、飲み込むときの潤滑油の役目も果たす
- 唾液には歯そのものを強化し、虫歯を発生させにくくする成分も含まれている
食事を摂るときによく噛むことで、自然と唾液の発生が促され、口の中に様々なよい効果を与えます。
また強い歯は、高い身体能力の基礎になりますね。心理的効果- 噛むという行為によって緊張が緩和され、ストレスが軽減される成分が脳内に生成される
- 一定のリズムを保つことで、心理的に安心感を得ることが出来る
- よく噛むことによって、食欲が満たされ精神的な充足につながり、情緒が安定する
ガムを噛むことは昔は行儀が悪いとされていましたが、最近では寛容な空気も感じますね。
スポーツ選手が試合中にガムを噛んでいるのは、緊張感をほぐしたり、リラックスする効果を得られると知っているためです。
子どもにとっても噛むことは心の安定につながります。間接的効果- 噛むことで脳に刺激を与え、脳の働きが活性化することにより、頭の回転がよくなる
- さらに脳内の記憶をつかさどる機能にも影響を与え、記憶力の向上につながる
- たくさん噛むことで脳が満腹感を感じ、食べ過ぎを防ぐことによって肥満になりにくくなる
脳に与えるあらゆる刺激から、子どもの学習能力にも良い影響が期待できます。おわりに
食育における「噛む」ことのさまざまな効果についてご紹介しました。
よく噛むことは、近年の研究においても、心身ともによい効果が得られると分かってきています。
ぜひお子さまと一緒に毎食、よく噛んで食事を楽しんでくださいね。